外国人の動きによって、相場が大きく変化しますね。
8月、3度にわたる20100円台を下値に叩く動きを示しました。円ドル相場も105円00銭の攻防戦を演じました。その3度目の売り込みに際して、需給面で大きな変化がありました。その変化した動きは、外国人投資家の姿勢に変化があったことです。
8月最後の週、8月26日に3度目の20100円台を示現した際(この日は20173円)、円ドル相場の動きも東京市場が始まる前(オーストラリア市場が開いた時は104円80銭前後で円高推移を示していました)、円高
が加速的に進んでいました。
日本時間9時の時点では105円台に回復し、日経平均先物も20000円から20100円台に回復していました。その時、外資系ヘッジファンドの動きがあったようです。国内勢が売り長を示していたことで、仕掛け的な買いを入れたようです。
東証発表分では外国人投資家の売買動向は、8月末は小幅売り越しに(内容的には一部市場は小幅買い越し、二部市場は売り越しで、総じて外国人投資家は売り越しになっていましたが、実質ベースでは買い転換していました)、短期的な外国人投資家ではあったが、日本株式が割安であったことを認識したようでした。その後、日経平均ベースでも短期間で2100円超の上昇を示現。新聞報道でもこの時、9月初めの時期に外国人投資家が今年初めて東京市場が割安だと認識していると報道されていました。
その時の一部市場の上昇ぶりは大型株中心であり、ロットでの買い戻しが続き、「金融株・主力時価総額の大きい銘柄」が買われて、指数を大きく押し上げました。(特に銀行株・建設株・不動産など内需株など)出来高を伴う銘柄が中心でした。
その動きから翌週9月の初めには外国人投資家が大きく買い越しを示しました。そして、その翌週は(9月2週目)現物は売り越してあったものの、先物は大きく買い越しとなっており、日経平均は上昇を続けました。
しかし、9月3週目からは売り越しに転じ、日経平均は世界的にも株安傾向を示しており、大きな下げ相場を示現している(ここ1週間で1000円前後の下落)。
来週もイベントが多く、今回のこの調整により、外国人投資家の動きに変化があるのか、楽しみにしたいところです。
外国人投資家は超割安になった時に、買いを入れています。
来週がその時になるのか?
外国人投資家になった気持ちで相場をウォッチしましょう。
(大魔神)
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