■第6回■ ※2007年5月8日掲載。

 前回は世界に溢れかえるペ-パーマネーを実物資産に変える動きが続くので儲けを生む力を持つ企業も買われるだろうという自分に都合の良い皮算用を述べました。
 世界的にはそのような動きになると思います。それでは日本国内でのお金の動きはどのようになるのでしょうか。まずは団塊の世代が定年を迎え、大量の退職金を手にして、投資家として動き出すと考えています。

 団塊の世代というのは、お金のあるもの(だけ?)が価値があるという、いびつな価値観を日本中に蔓延させ定着させた、過去の日本人とはかなり違った価値観をもつに至った人々だと、考えています。

 子育てにも失敗して、老後はお金しか頼るものが無いなんていっている人も多いと聞いています。だからお金を増やしたい。いままでは仕事で忙しかったので資産運用などには全力を投じることは出来なかったが、バブル期は株式投資などで美味しい汁を吸ったこともある。仕事にかけた情熱を株式投資につぎ込めば、お金をたっぷり稼ぐことも可能だろう。こんな考えでお金を株式市場に投入してくれる人もいれば、まずは投資信託からスタートしようという慎重派もいるでしょう。しかし、いずれにしろお金が株式市場に入ってくる点では同じです。

 株を買いたい人が多くなれば、株価は上がります。需要と供給の関係です^^;
株を買う資金が流れ込んでくれば株価は上がっていくと考えて良いと思っています。

 日本政府も景気振興のために国債を刷りまくり、資金をジャブジャブにしています。海外からも巨大な投機資金が実態のある日本企業を買収しようと、虎視眈々と狙っていると思います。

 当然、株価には変動がありますが、2007年5月に株式を利用した三角合併が認められるようになるので、株式相場のテーマとしてもM&Aは注目されると考えています。そして実質的に価値のある企業の株は長い目で見れば買われていくと考えています。

 それならば、株式市場にお金を預けておくのは資産を増やすためには良い作戦だと思うのです。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)