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相変わらずの博打相場
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相変わらずの博打相場

2020-05-06 00:35



     3月に入ってから「午後の日銀買いを期待して」と言った解説を頻繁に見かけました。

     特に3月中旬は酷い投げ売り状態でしたので、日銀に頼りたくなる気持ちも分かりますが、下がった時の日銀頼みと言うよりは、折角政府機関が買うのだから「上手いこと安く買ってね」と言う気持ちでした。


     投機資金が大きいため相変わらず値動きは荒っぽいです。
     我々一般投資家は彼らの強引な相場操縦に影響を受けないよう、出来れば逆手に取れるタイミング見計らって、且つ時間分散を有効活用したいところです。
     これだけ大きく動いた後ですから、暫くはファンドの解約も続くでしょうし景気動向も不透明です。まずは急がず、安いと感じたときに少しずつ投資していく態度・・・で良いと思います。現状では市場が急回復する可能性は低い思いますから。


     日経平均株価も昨年8月の安値辺りまでは戻し、現状で日経平均ベースの今期予想EPSは1,360円程です。景気悪化への備えも必要ですから慌てることは無いと思います。

     「悲観のうちに買いたい」という気持ちもありますが、これには十分な勉強や観察に加えて事前準備や我慢(これが一番大事)が必要です。もっとも何時が陶酔なのか?悲観なのか?簡単に分かるくらいなら誰も苦労しません(苦笑)


     基本的には株式でも債券でも時間をかけてドルコスト平均法的に買い、ある程度納得したところで徐々に売り始めて(キャッシュ化)と言った具合でやってきました。今回の下落時には3月末前後に海外株ETFを少し多めに買ってみました。海外の方が成長しそうですから。


     さて、間もなく自粛したままゴールデンウイークに入りますが、来月からはどうなることやら・・・。

     今回のコロナ禍によって縦割り行政の悪質性が一層鮮明になっています。
     既得権を守るためなら患者や医療従事者が死んでも止むを得ないと考えているのか?そこまで悪質では無いにしても、危機意識が欠如していたと言わざるを得ません。

     厚労省や文科省を筆頭に、あらゆる省庁で横行する既得権による弊害と、そこに巣くうゴキブリ(族議員)やシロアリ、そして癒着する業界や痴呆議会。全く時代にそぐわない無数の規制などなど・・・、50年以上前に出来た(呆れるほど)時代遅れの法令や慣行を盾に改革を阻止する既得権勢力の存在が露になっています。

     世間知らずで不勉強な大臣クラスが試行錯誤をしているうちに、行政が対策を小出しにしているうちに、国民も経済もコロナ禍によって疲弊し続けています。


     先日は近所で買い物をしていたところ、驚いたことに、休業中の店舗が増えていく中で「頑張って営業中!」との看板を掲げた居酒屋が5時頃に満席になっていました。ザっと見渡したところ大半が70歳前後の方たちでした。
     テレワークどころでは無く、普段からヒマと金を持て余している層が出掛けるところを失って近所の居酒屋に集まっていたのでしょうか?
     危機感と無縁の下町の一風景ということなのか(汗)


     視聴率が欲しいだけの(コロナニュースに便乗した)娯楽TVを見ていてもキリが無いですから、こんな時こそ静かに勉強や読書、安全な場所での運動などに勤しみ、本業に活かしていきたいと考える今日この頃です。


    (街のコンサルタント)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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