国民は既に7年以上も(止むを得ずの)消去法で安倍政権を支持してきましたが、「もうダメかも」と思える事柄が続き過ぎます。
ニュースで何度も取り上げられた森友問題に始まり、加計問題、桜を見る会問題、その他議事録の改ざんや、後手後手に回った全国民一律給付など・・・安定政権が続いて気が抜けたのか?コロナ禍によって課題先送りも鮮明になりました。
もちろん、バラマキが主業務(任務?笑)の地方選出議員や公明党などは一律給付に喜んでいるのでしょうが、これらに加えて、このコロナ禍の大変な渦中においてさえ「検察官定年延長法案」ですから呆れます。
このご時世に慌てて提出する法案なのか?言葉を失います。
マイナンバーの通知カード廃止なども典型例で、これなどは省庁間の利権争いを治めることが出来ず、カードの普及が進まなかったことが最大の理由です。
1990年代後半の橋本内閣による行政改革が身内の抗争で中途半端になり、結果として20年以上経った今に至ってもその後遺症が日本国の体力を蝕み続けます。
さて、2か月以上も外出を控えてPCに向かうことが増えました。
余談ですが、健康であるにも関わらず近所に買い物に出かける程度でも本当にマスクが必要なのか疑問ではありますが、明確な情報が少なく試行錯誤です(汗)
1月~3月辺りまでは朝夕の通勤の混雑はいつも通りでしたが、それほど感染力が強いコロナウイルスのはずなのに何故電車内でパンデミックにならなかったのか?日本の対応が遅い、検査数が少ない、などと言っても(数字の改ざんが難しい)死亡者数が少ないのは何故か?行政から発出される様々な情報を見聞きしても、何とも納得感の無い、良く分からないウイルス禍が続きます。
そんな生活が続く中、オンラインの充実で確かに便利になりました。が…、その一方で(詐欺は論外としても)検索すれば概ね調べたい探し物に到達しますし、ネットで買い物をすれば楽に商品が届きますが、見返りとして買ったものと類似の商品が繰り返し広告表示され、停止操作やクッキーを削除しなければしつこく続き、且つ、お勧め商品の案内メールも頻繁に届きます。
TVの視聴が減った分、ネット上には様々な広告が増えました。各企業は必死にWEB広告を競っているのでしょうが鬱陶しさも増しています。
余裕や倫理観を感じられなくなったと言うべきか、先日はコンビニで「卵が無い!」と店員に怒鳴っている高齢の男性を見かけて嫌な気分になりました。二十歳くらいのバイトの子に、たかが卵が切れていたからと怒鳴るなど、その傍若無人ぶりにも呆れましたし、5月の連休に入る前の頃、私が住む下町の商店街に「頑張って営業しています!」との看板を掲げた居酒屋があって、毎夕方5時頃になると70前後のオジサン達で満席になっていたりと・・・。
「日本ダメかも」と考えてしまうことが多い今日この頃です。
さて、連休明けからの数日間は株式相場が妙に強かったですが、買われていた銘柄群はファンドのショートカバーではなかったかと感じました。概ね空売り比率の高い銘柄ほど買われていましたから。
日経平均で20,000円台前半が半値戻りの水準で、「半値戻しは全値戻し」などと書かれていましたが、それが火曜日からは弱含みに推移しています。世界的な超低金利が続く中で買われ易くなっているのでしょうが、何とも戻りが急なところが気になります。
PBR1倍を目処とすると日経平均株価で20,700円、TOPIXで1,356円ですから、現在の株価は取りあえずその辺りの水準まで戻った訳ですが、コロナ禍が続いていますから、ここはまず落ち着いてと考えています。
コロナやテレワーク関連の銘柄が賑わっていますが、この水準で株価の当てっこをしても時間の無駄です。我々がやれることは、しっかりと研究をして銘柄分散と時間分散で徐々に資産を貯めていくことです。昔と違ってネット検索で企業の開示情報を簡単に見ることが出来ます。20年前から比べたら(恐ろしいほどの)隔世の感がありますね(^^)
金利を取れる債券が見当たらないのは残念ですが、株式投資については良いタイミングが来たと考えています。不動産はまだ様子を見たいところです。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)