• このエントリーをはてなブックマークに追加
過熱気味の株高を横目に
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

過熱気味の株高を横目に

2020-06-04 22:15
    ecd1cd298cd3f810b4b0b7676ad031bb_s.jpg



     首都東京も含めた全国で緊急事態が解除されるとともに日経平均は22000円大台乗せとなってきた。まだ第2波がやってくるとの心配をよそに市民生活は元に戻ろうとしているが、株式相場はすべて先取り。

     3月のコロナクラッシュでは先行きへの不安感を背景に大半の銘柄が安値をつけてしまったが、これは株式相場特有の出来事と言える。
     投資家の心理を表す株式相場だけに99%の投資家の不安感が極まった結果と考えられるが、この反動でその後の株式相場は堅調な値動き。もともとコロナによる影響がなければ筆者なども株雑誌に今年の日経平均の安値は20500円という見方を示していたのだから、本来の下値水準を超えて戻ってきた段階でもある。

     投げて損切りした投資家の買戻しも含めて意外性のある展開に逆に戸惑いを覚える向きもあろうが、これが株の面白いところ。

     ここでの相場はまさに循環物色となりつつあること。戻りが急ピッチだったマザーズ指数は短期間に倍近くまで上昇したと思うと今度は主力銘柄に物色気運が流れ、225やTOPIXが高値更新。一部の急騰を演じた中小型材料株にはここぞとばかりに利益確定売りが見られ、急騰後の急落に戸惑いを覚えることになったりするが、こうした動きを経て皆さんの資産形成が実現することになる。

     引き続き物色人気は市場内で循環していく。
     コロナ関連などの材料株をリード役に出遅れ銘柄への物色気運が続く展開が想定されるが、これに個人投資家がついていけるかどうか。勢いにつられて高値をつかんで早速に評価損を抱えるといった悩み多き投資家がまた出るかどうかを探る必要がある。

     皆さん、ここがチャンスとばかり短期的なリターンを得ようと頑張るのだか、相場は絶えず投資家の心理で変動を見せやすい。せっかくタイミング良く株価上がったとしても高値で売り抜けることなど簡単には出来ない。
     多くは欲との戦いに負けてしまう。
     短期マネーの流入は相場を短命で終わらせる結果にもなりうるので気が抜けない。


     この億の近道には中長期スタンスで取り組まれている皆さんが多いと聞くがここでの相場トレンドをどのように自らのポートフォリオ構築に活かせば良いのか相場が堅調なゆえに悩ましいとお感じになっているのではないでしょうか。

     このところの相場展開や個別銘柄の動きで感じられている皆様のお便りを心よりお待ち申し上げます。


    (炎)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。