KD(6407)  [東証一部]


【事業紹介】

 省力・自動機械メーカー。
 自動包装システムの自動機械や、空気圧機器、流体制御機器等の機器が事業の柱。薬品の自動包装システムは国内トップクラス。

 自動化技術のパイオニアとして常に時代のニーズを先取りしつつ、商品の研究開発を行っている。商品ラインナップは、数十万点にもおよび、幅広い産業分野で活躍。

 「照明製造システム」をはじめ、医薬品・食料品を中心とした「自動包装システム」、さらには「二次電池製造システム」や「はんだ印刷検査機」など産業の垣根を越えた製品ラインナップを構成。
 この応用技術から「画像処理認識、計測検査」など、電子の眼で品質向上ひいては工程の無人化などFAの具現化に取り組んでいる。


・省力機器

 自動化の開発・製造のテーマ、「より高精度に、より早く、よりローコストに」を常に意識し、そこに独自の視点と技術力を付加して誕生させた、いわば真のニーズ密着型商品の「インデックスユニット」「ダイレクトドライブアクチュエータ」や小型搬送ユニット=P&P(ピックアンドプレイス)は、制御性、出力性、剛性、高速性、円滑性などのさまざまな条件を最適な形でバリエーション豊かな製品。

・空気圧制御機器

 コントロールバルブ・シリンダの駆動など空気の流れをコントロールする製品で、電空レギュレータやオープンネットワークに対応したバルブなどが空気圧制御機器。
 産業界のニーズに対応した自動化システムを開発し、実践的な視野で、かつ環境対策・省エネルギーといった背景も意識した「空気圧利用技術」を提案しています。これからも、常に空気圧技術の先駆者として市場ニーズを的確にとらえた製品開発を続けている。

・駆動機器

 ローコストで自動化が簡単に実現できることから、人間の手足に相当する機能の代用として幅広い産業分野で活躍しているのが、空気圧シリンダや電動アクチュエータなどの駆動機器です。
 広範囲な産業界のニーズに対応した自動化システムを開発し、実践的な視野で、かつ環境対策・省エネルギーといった背景も意識した「空気圧利用技術」を提案している。

・空気圧関連機器

 エアブローにおける流量、清浄度および騒音、また省エネルギーといった多彩なニーズを背景に、圧縮空気の品質管理は一段と厳しさを増しています。
 「F.R.Lユニット」、オゾン破壊係数ゼロの「冷凍式エアドライヤ」ゼロアクアGシリーズをはじめとするクリーンエアシステムおよび空気圧補助機器の開発・製造に関する豊富な実績とノウハウを生かして、システム周辺機器を拡充している。

・ファインシステム機器

 半導体・液晶などの電子デバイス産業は進化し続けており、製造環境、製造装置、使用機器全てにクリーン化が要求されている。半導体・液晶関連装置の供給系から排気系まで使用される機器バリエーションを揃え、進歩を続ける電子デバイス産業を支えている。

・流体制御機器

 水・空気・ガス・蒸気・油などの流体を制御し、有効に活用するためのユニットやシステム開発こそが、CKDの技術領域の重要な柱である。各種バルブ類からユニットシステム機器はもとより、緑化散水システムや集塵機用制御システム、ガス燃焼システム、各種洗浄装置や水処理システムなどの環境機器まで手がける領域はまさに無限の広がりを見せている。


【業績面】

 8月12日に決算を発表しており21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比4.1倍の12.3億円に急拡大したが、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比39.2%減の32.7億円に落ち込む見通しを示した。
 なお、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比46.3%増の15.9億円に拡大する見通しを示した。

 足元の半導体投資環境はロジックの設備投資は現時点では堅調に推移しており、メモリーは、1Q後半から設備投資に遅延が出始めており、4Qにかけて上がってくるとみている。

 新型コロナウイルスの影響を2021年3月期通期予想は売上高で81億円減、自動機械で下期に21億円減、機器で3Q、4Qそれぞれに20億円、合せて40億円の影響と見ている。


 株価は9/1の1405円をボトムに戻りを試す展開となり、足元は1800円前後でのもみ合いとなっている。今後はもみ合いを放れて2200円ところを目指していく動きとなろう。


(あすなろ産業調査部 藤井勝行)


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