皆様こんにちは、投資家Sと申します。
2021年1月から億の近道火曜版に「投資家Sの今週の注目銘柄」を掲載頂いております。
原油価格の上昇が止まりません。
先週末に発表された米雇用統計を受けてドル安の流れが強まっており、原油価格も$70に迫る動きを見せております。現在の価格は2018年秋以来二年半ぶりの水準となっており、原油価格上昇=インフレの足音が迫ってきております。
商品相場の大幅な上昇は景気の最終局面で起こると言われており、2008年に発生したリーマンショックの前は、原油価格は$140を超える水準まで上昇しておりました。その後の値動きは言わずもがなであり、株式市場は6月に戻り高値を付けて秋に向けて大幅下落となり、リスク商品の先行指標として機能しておりました。
現在の金融市場では、仮想通貨が商品相場に替わって先行指標になると言われており、5月中旬に起こった下落は記憶に新しい事です。
株式市場の個別銘柄を見ているとミクロの事に注力し過ぎてしまい、マクロを疎かにしてしまいがちですが、全てのマーケットは繋がっており、風が吹けば桶屋が儲かる的な動きは市場では良く起こり得る事です。
株式市場は5月の大幅下落からすっかり落ち着きを取り戻しておりますが、好調な時程リスクがどこかに無いのかを考えておく必要があります。リスクとは取るモノではなくコントロールするモノ。危機の芽がどこにあるのかを考えておきましょう。
筆者は来年開催予定の北京オリンピックが、思わぬリスクファクターになるのではと考えております。
今回は、2021年5月下旬に掲載を行った、注目銘柄についてご紹介させて頂きます。
■パイプドHD【3919】
情報資産プラットフォーム「スパイラル」の開発・販売を行うパイプドHD【3919】は2015年に会社設立、前身のパイプドビッツとの株式交換によって、同年に東証1部上場を行っている。
継続課金型のソフトをクラウドで提供する“SaaS”企業がマーケットで高評価になるのは自明の理だが、同社はSaaSでは無くPaaS(Platform as a Service)企業。
主力商品「スパイラル」は、アナログで行っていた業務をデジタル化する為のツールで、各種イベントの受付やキャンペーンの申し込み等、紙ベースで行っていた業務をデジタル化する為に最適なツールとなる。
同社は所謂“DX関連銘柄”となるのだが、日本では現在DXを迅速かつ強力に進める必要のある分野が存在。それが新型コロナワクチン接種である。
今のところワクチン接種に関しては、申込に関するトラブルが続出しているが、全ては日本の行政が極めてアナログな状態にある事が原因であり、コロナ禍は日本がデジタル後進国である事を見せつけられる事となった。
同社の「スパイラル」は、効率的なデータ管理、国内運営の高いセキュリティ、ローコード開発による短納期化を実現しており、今回のワクチン接種の申し込みシステムとして100以上の自治体に採用されている。
東京都世田谷区も同社のシステムを使用しており、経済正常化に向けた影の立役者として社会に貢献している。
今期の業績予想は、売上高が前期比7.3%増の70億円、営業利益は1.9%減の14億円となっており、今期の減益を嫌気して、決算後の株価は下落に転じた。
一方筆者は4月末に同社のIRに取材を実施。
前期業績の上振れ要因となっていたワクチン接種関連のシステム構築が、今期に一部期ズレしており、4月の予想は足元の好況を織り込んでおらず、7月に発表となる第1四半期の決算から予想を上回る可能性が高い。
更に新型コロナワクチンは、効果は長くても6か月程度と言われ、今後数年は年中行事として行われる可能性が高い。そのため一時的だと思われていたシステムの使用は定期化する可能性が高く、これらの事実を織り込んでいない現在の株価は、割安に放置されていると言えよう。
因みに同社について筆者は週間レポート「100バガーを探せ」の中でも紹介していた。ご興味のある方は、以下のURLからご一読頂ければ幸いである。
【2021年4月5日初回レポート】
https://note.com/toushinippou/n/n0d6f7988bfbc
【2021年4月26取材レポート】
https://note.com/toushinippou/n/na225656c838e
(投資日報α 2021年5月24日号掲載)
(投資家S)
―――
■有料メルマガ「櫻田学の100バガーを探せ!」
億の近道では、投資日報社の櫻田氏執筆のレポート「100バガーを探せ!」を配信しております。同レポートは綿密な取材と企業分析力で長期成長株を見出していく取り組みです。
[ポイント][銘柄詳細][考察][株価・バリュエーション]などわかりやすく整理されており、さらに会社公表の資料なども駆使し、理解を深めるには最適なコンテンツとなっております。
原則的に週1銘柄配信となりますので、多くの銘柄を比較検討することで投資成果向上のツールとして活用できます。
お申込みから当初3週間は無料で購読できます。
ぜひお試しください。
▼毎週月曜日配信(休日の場合は翌営業日)
▼購読料 8,800円+税(9,680円税込)/月
▼お支払いはpaypal(ペイパル)によるクレジットカード決済のみです。
(毎月自動引き落とし)
お申込みはこちら ⇒ http://bit.ly/search100bagger
▼配信内容
執筆者の櫻田氏より
「【100バガー】を探せ 執筆者の”櫻田 学”です。
株式市場では、株価が10倍まで跳ね上がる銘柄を【テンバガー】と呼び、大化け株の代表として注目されますが、本レポートは、その上を行く ”100バガーを探せ!”とのタイトルで、長期成長が期待出来る厳選個別株を中心とした情報をご提供しております。
[株式投資は決して難しく無い=むしろ優しい]という事を、本レポートの読者に時間を掛けて毎週お伝え致します。」
1)テンバガーを超える可能性もある、100バガー候補銘柄を原則月1回配信
2)3年以内に2倍が狙える、100%バガー(2倍)候補銘柄を月1回程度配信
3)月1回、過去に配信した銘柄のフォローレポートを配信(3銘柄程度)
4)株主総会・決算説明会・IR担当者への取材など、筆者が足で稼いだ独自の情報をレポート内で限定公開
5)毎週のレポートを解説した【動画】を購読者に限定公開
▼櫻田 学氏プロフィール
トレース合同会社 社長
株式会社投資日報社 専務取締役
大学卒業後、2004年から証券会社にてFXの仕事に従事。
以後、14年間に渡り、営業・企画・トレーディングの最前線で活躍。
リーマン・ショック・ユーロ危機・Brexit等々の並居る大相場の中、
裏方として市場の最前線で指揮を取り、FXの表も裏も知り尽くす。
2018年秋、11年間勤めたマネックス証券を退社して、
暗号資産(仮想通貨)の交換業者となる、株式会社ディーカレットの立ち上げメンバーに加わる。
2020年5月に、相場道を究める為に同社を退職。
個人投資家として株式投資を行いながら、投資に掛ける時間が限られる兼業投資家の方に有益な情報を届ける為、株式について日夜分析を行っている。
日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト(CMTA)相場に対するモットーは、「利食いたくなったら乗せろ」
お申込みはこちら ⇒ http://bit.ly/search100bagger
▼注意事項
・配信はPDFファイルで行いますので、AdobeのAcrobatをご用意ください。
・最初に無料購読期間がありますので、お申込み時に0円支払いとなりますが間違いではありません。
・この有料メルマガは情報提供を目的としており、特定の金融商品や銘柄の推奨をするものではありません。投資は自己責任でお願いいたします。
●100バガーを探せのサンプルレポートを無料で公開しております。
ミンカブ・ジ・インフォノイド【4436】をnoteにて掲載中。
https://note.com/toushinippou/n/n0460eae5ec2f
初回レポート2020年10月掲載分、フォローアップレポート2021年2月15日掲載分を編集した、特別版となります。
●2021年4月から”投資日報α”をスタート致しました。
週2回の紙面、購読者限定の動画配信・特別レポート・限定セミナーをご提供します。
https://www.toushinippou.co.jp/products/detail.php?product_id=226
現在、購読者限定動画を特別に公開しております。
◎5月3日公開動画【投資家Sはなぜこの銘柄に注目したの?】
東京エレクトロン【8035】について解説しております
櫻田学 出演
https://youtu.be/wumy-YeBra0
※投資日報αのバックナンバーは、noteからご覧頂く事も可能です。
https://note.com/toushinippou/m/m51d2c093d662
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)