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有料メルマガライブラリから(396)「2016年と同じように年末までに運用成績を増やしたい」

2021-09-17 12:45
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     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
     自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
     なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


    =コラム「2016年と同じように年末までに運用成績を増やしたい」
     (有料メルマガ第500回・2018/9/25配信号)


    ※2018年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。


    【前略】


     10年ほど前は『運が実力のすべて。100%幸運のおかげ。』という状態でしたから、自分の運用能力で30%も運用成績に貢献できるというのは、素晴らしい成長だとか自己満足しています。

     野球の世界でも3割打者なら、十分に高い評価をすることが出来ると思います。しかし運がなければ、どんなに自分の運用能力が高くても、結果を出すことは出来ないと考えています。

     株式投資では株を売ったり買ったりしないと儲けることができません。
     株式投資では事前にしっかり準備して、投資のタイミングを見定める努力を惜しんでいると、チャンスは直ぐに通り過ぎて行ってしまいます。
     これは短期投資でも中長期の投資でも同じことです。

     自分の方針を決定して、実行する準備を常に行っていくことが大事なのです。
     本当に迷っているとチャンスは直ぐに通り過ぎてしまいます。


     株式投資などの相場商品を運用するには、自分を信じることが必要です。
     これは良い意味での自信であり、『良いプライド』だと考えています。

     つまり私は『良いプライド』というのは『自分を信じることだ』と考えるようにしています。

     信じるのは『自分の判断(=考え)』ではなく、『自分そのもの』です。
     ですから、相場と対峙して自分の判断が間違いだとわかったときは、『誤った』と自分の判断を素直に「間違いだった」と認めることができるようになりました。
     損切り買戻しを繰り返してきましたが、売ってしまった打診買いの株もかなりあります。

     この企業の業績は間違いなく良くなり続ける。
     そしてリバウンドするときは動きが早そうだ。
     過去の経験から流動性の高い比較的大型株を残すようにしてきました。

     自分を信じていればこそ、「間違いを間違いだ」と認めることができるようになりました。


     実は、自分の判断を捨てられないのは、自分が間違えだと認めると、自分の価値が下がる、価値が下がるのは耐えられない。そんな考えから発生しているように感じています。

     でも、良いプライドを持っている人間は、『自分の価値』が判断の間違いなどで減ってしまうほど小さなものではないと理解しています。

     自分をとても大事にしているからこそ、“愚かな感情に引きずられて間違った判断に固執する”危険を避けることができるのです。
     私はこれを「自分自身に誠実なこと」と考えることができるようになりまし
    た。

     世の中には『悪しきプライド』というものも存在します。
     投資ばかりでなく、企業でも社会でも『悪しきプライド』のために他人を平気で傷つける人間がいます。いわゆる傲慢さです。
     そんな人間はいずれ自滅していくでしょう。

     そして、相場では特に自分自身との戦いを余儀なくされます。
     『悪しきプライド』に代表されるようなマイナスの感情を抱えていては、自分本来の力を発揮することができず、大損をして相場から退場させられてしまう可能性も高くなります。

     仕事でも相場でも、人生でも、自分を信じ、自分の判断を信じてチャレンジすることは、本当に大事なことです。

     しかし慢心し、過信してはいけないのです。
     常に自分の判断が正しいのかを再度確認したり、検証したりする作業が必要です。株式投資を行うことで、この訓練をたくさんさせてもらえました。


     人間には判断ミスがよくあります。
     ですから、判断ミス自体に悔やむ必要はありません。
     判断ミスと感じたら、素直に「ごめんなさい、間違えました」と認めて修正することが大切なのです。

     そして、すぐにどう対処したらいいかを全力を持って考えるのです。
     相場では間違いをした時に、そのとき自分ができる最善の策を考えて、すぐに実行しなければ損を拡大してしまう場合も多いです。
     しかし、しっかりと損に耐えて苦しいけれど株を持ちつづけることも時には非常に大事なことです。
     この我慢が報われるかどうかを見極めるためにも過去の苦しんだ経験が活きてきます。


     中長期投資を志向していても、ときには損切りが必要になることも生じます。
     損するのは非常に堪えます。
     経済的にも痛いですし、心にも大きなストレスを生じます。
     しかし、このとき悔やんだりして時間を浪費してはいけないことを、過去の長い株式投資の経験で身にしみて学ぶことができていました。


     何度もこのコラムで書き続けてきましたが、株式市場とは多くの人間の欲望と恐怖がぶつかり合うバトル・フィールド(=戦場)でもあります。傲慢では生き残ることはできません。
     勇気を持って『悪しきプライド』は捨て、謙虚に、しかし自分を信じて株式投資にチャレンジしていく訓練は、仕事でも人生でも大いに役に立ってくれています。

     人生でも決断を求められることがたくさん起こります。
     そのとき自分で判断し決断し、行動することなくしては、何も得ることが出来ません。
     専業投資家を続けて13年もたつと、株を売買することで、決断力が高まってきたし、失敗に対して率直に修正をすることもできるようになってきたと実感できます。


    経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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