矢野康治財務事務次官、立派過ぎます!
与野党を問わず、選挙が近づくとバラマキ話ばかりする情けない政治家たちの実態を、現役の官僚が実名で週刊文春に寄稿されました。今までは回りくどい言い回しで言及される方は多数いらっしゃいましたが、今回はとても明確です。
これを批判した数名の政治家の発言を調べると、大半が実に精神論的な、具体策や現実性の伴わない発言をされる方が多いことに気づきます。
「その通り、だが・・・」と言うような政治家の出現に期待しましたが、腹にストンと落ちる発言をされた政治家は居ません。策が無く、本音も言えない、政界の質の低下ばかりを見せられます。
矢野事務次官が言う通り「国民はそんなに馬鹿じゃない!」と加勢したい気分です。
さて本日、衆院解散が宣言され、31日の投開票まで政治家にとって熱い(暑い?)秋が始まりました。投資専門誌やニュースでは「選挙までは買われ易い」と言った記事を多くみるようになりました。
様々な財政出動などの(時々意味不明の)予算案が飛び出すのでしょうが、事務次官が言うように、人気取りの為の一過性のバラマキなのか、将来に繋がる予算案なのかを国民は検証しなければなりませんが、まあ、検証に値する発言が出てくるのか?あまり期待していません。し・・・、出てこなければ投票率は伸びないのでしょう(苦笑)。
そんな中で・・・、証券市場を眺めれば、足元の金利水準が続くなら今の株価は依然として割安なものがあると感じています。日経平均のPERは銘柄入れ替えで上がりましたが、TOPIXで見ればEPS130円辺りとして(ここ最近の)PER16倍で2,080円。今日の1,986.97で引き直せば15.28倍です。
NT倍率を考慮して、28,000円~30、000円は居心地の良い水準では無いかと考えています。
と言う考え方を元に、先日の下がった日にオンライン教材を提供している会社とセキュリティーの会社を追加で購入しました。「儲かりそう!」と思っても一遍に買うと失敗しますから毎度チビチビと(笑)。
まだ、様々な場面で投資をしていく余地はあると考えていますが、やはり気を付けたいのは金利の上昇です。
最近は資源価格の上昇によりスタグフレーションを気にするコメントが多くみられますが、まだ暫くは杞憂ではないでしょうか。
相場がどうなるかは神のみぞ知るですから、まだ働けるうちは、コツコツと将来性のある株式を広い、債券もETFなどで広く分散投資し、気分転換でSPDR500もチビチビ買ってみたりと・・・、投資を楽しむことにしています。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)