男女の出会いと株との出会い。
今日はそんな話から始めてみよう。
生まれてから20年もすればほとんどの人が成人式を迎え一人前の大人として活動をする。
少子高齢化が言われる日本では適齢期となる男女が未婚のまま過ごし、少子化に拍車がかかっているようにも思える。ましてやコロナ禍の中で飲食店は時間制限され男女の出会いの場も限られているのかも知れません。
東日本大震災後に創業した街コン会社のリンクバル(6046)はそうした男女の出会いの場の企画を行い出会いの場を提供して成長したのだが、コロナ禍ではそうしたイベントも自粛され業績は大きく落ち込んで赤字に転落したという悲しい物語が生まれてしまった。
それでも身軽な企業だけに赤字でも保有する現金も多く、コロナ収束を見据えて徐々に活動を再開し、2年近い間の苦境を乗り越えつつある。
男女の出会いの場を提供する同社株はコロナ感染拡大前には異常なほどの人気を集め見事にテンバガーとなったのだがそれからは6分割実施後にあっと言う間に高値から10分の1まで下落した。
山高ければ谷深しの喩え通りの展開となったのはコロナの影響でもあるが、男女の出会いをもたらすきっかけを提供する企業としての存在は変わりがないのでまたアフターコロナの下で活躍を期待する投資家は多いだろう。
男女の出会いの機会は様々なのだが、恋愛に至るまでのきっかけが必要なのは言うまでもない。昔はお見合い制度があり、世話好きのおばさんがもってくる縁談話で物語が進んでいた。
えっ!!そんなことあったの?と言われそうだが、戦前戦後の社会はそれが当たり前だった。
今は合コンに街コン、大学のサークルに同じ社内での出会いなど実に様々。
結婚に至るまでの過程も様々であり、お互いが一定期間のおつきあいの中で決めていくことになる。
お互いに好意を寄せ、一定の行為をしながら結婚に至る訳だが、一般庶民ならそうした婚活を経て結婚に至るのだが、庶民ではない立場では細々とした手順や伝統、しきたりなど難しいことも多い。
親から結婚を反対される歓迎されざるケースも出てきてしまう。それでも恋する男女には引けに引けない思いもあって伝統やしきたりを無視した結婚となる最近の慶事に関心が向かったりしているが、若い男女にとって恋は盲目となり、世間一般のしてはならない結婚に至ることもある。
こうした男女の出会いから始まり恋こがれて結婚に至るまでの過程と同様に株式投資においても盲目的な銘柄選定で男女の結婚同様に、投資した結果がうまくいかないことも出てくる。
見た目だけで選ぶとこうなるぞ・・。
しっかり吟味してから投資しなさいとは言っても投資家は取り敢えず試しに投資してみようかと安易な投資活動にのめり込んでしまう。
それでも人の結婚に比べれば自己責任が取りやすい。
株で失敗してもやり直しがきく。しかも投資家は複数の銘柄に分散投資ができるし、お金が続く限りは何度も挑戦することができる。
それでもやはり人はその銘柄を独りよがりの理論武装や思い上がりで過信し、盲目的に集中投資してしまうこともある。こうした盲目的な投資はつい熱くなってしまう男女の恋愛と似たところがあるようだ。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)