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年末ご挨拶
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年末ご挨拶

2021-12-27 15:44
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     昨年の春以来、コロナ、コロナで時間ばかりが過ぎ去り、仕事も遊びも中途半端な2年弱だったように感じます。メリットとしては不要不急の面談や付き合いの会食などをしなくて済むようになったことでしょうか。自分時間が増えました。


     ビジネスの進め方にも大きな変化が出ているはずです。

     飲食業の方には申し訳ないですが、従来型(旧来的で実は余計だった?)「飲みニケーション」が減って助かっている方も多いのではないかと想像しています。減り過ぎるのも考え物ですが(;^_^A

     これらの観点からは、例えコロナ禍が治まっても、航空機や鉄道によるによる旅行需要は戻るもののビジネス需要は簡単には戻らないと考えています。
     何時間もかけて飛んでいくよりオンラインの方が楽ですから。


     コロナ禍による自粛は、毎月決まった収入を得られる大半の国民(正社員、公務員、政治家、年金受給者など)は感染対策をして籠っていれば良かったのですが、飲食業、観光業、小売業など雇用吸収力が高い一方、利益率の低い業種を直撃しました。
     それこそ仕事やバイトを失うなどで経済的に困窮した若年および現役層にとっては、とてつもなく重い試練の2年間だったと思いますし、まだ続いています。国全体で彼らをピンポイントで救済する手立てを本気で考えねばなりません。

     我々のようなリタイアが近い世代や安定収入がある方たち、年金受給世代には一時的な支援など必要無く、バラ撒くにしても、全ての支援を将来世代、および本当の弱者に集中しなくてはいけないはずです。が・・・、何故か中途半端で理解不能な施策を繰り返す、既得権を手放そうとしない強欲なゴキブリには失望しかありません。


     日本が直ぐに取り掛かるべき仕事は2つです。

     まず、幅広い規制緩和により全産業の効率化を目指すことです。
     規制を見直す場合には既得権者には痛みが伴いますが、これらを抑え込み、前に進めるのが国民の代表である政治家がする最重要の仕事です。票目当てのバラマキを止め、規制緩和をし、構造改革に資金を投入して生産性を高めねばなりません。

     2つ目は、社会保障全体の見直しです。
     無駄のない年金の見直しと、デジタル化による医療全体の最適化により医療コストを効率良く管理することです。一例として、人口当たりの病床数が多い地域ほど医療費がかかっている理由が「無駄な医療が提供されている証拠であること」は周知の事実です。
     医療費の効率利用のためにはデジタル化が欠かせず、「医師会の抵抗」などという馬鹿げた屁理屈を潰すのも政治の仕事です。


     これらによって政府の歳出入を無駄が無いようコントロールせねばなりません。


     しかし残念ですが、今の政治環境を見る限り両方とも進展が望めません。
     国民は自衛の一環としても、しっかりとした金融知識を身に着けなければなりません。知り合いのお金持ちの社長は「金を銀行に預けておくだけで損だ」と言っています。
     但し投資に際しては、思いつき程度で慌てて投資してはいけませんし、大手金融機関に勧められるままに投資をするなども避けねばなりません。


     日本は海に囲まれ平和を謳歌していますが、海外から届くニュースには不安材料が増えています。金融面での来年の懸念は、資源高が続くなどの様々な理由での需給バランスの悪化による物価高が続き、それによって金利を上げざるを得なくなるような場面です。

     今のところ長期金利が大きく上がる理由は見当たりませんが、インフレ対策として短期金利が上がりだすと株式市場には逆風になります。この点については本当に注意しなければいけないと思います。

     米国株式もここ数か月間は大きく乱高下する日が増えていますし、特に昨年秋からは低金利と過剰流動性によって買われ続けてきたのは明らかと思います。悪性のコストプッシュインフレにならねば良いのですが。

     株式市場は今年がピークになるのか?来年も強い相場が続くのか?この年末年始は投資先や投資方針に無理が無いかなどを点検する大事なタイミングと思います。


     さて、今年も取り留めのない愚痴にお付き合いいただき、読者の皆様には感謝するばかりです。メルマガの中身は進歩がないものの、お陰様で文章作成能力だけは徐々に向上しているように感じています(苦笑)。

     これからも仕事時間の合間を使って書き続けられるよう努力してまいります。
     宜しくお願い申し上げます。

     良いお年をお迎えください。


    街のコンサルタント 拝

    (街のコンサルタント)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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