外国人投資家や国内機関投資家に加え個人投資家による年末特有の換金売りで全体相場は調整気味に推移。そうした中で起きたIPOラッシュがここに来ての相場の混乱につながっている。
あまりに数が多いとIPO銘柄だから公開価格でゲットしたからと言って必ずしも儲かるとは言えなくなった。
月に32銘柄は多過ぎて消化難。わかっていたとは言え本日までのIPO銘柄31のうち11銘柄の初値が公開価格を割ってしまった。
一方では初値からその後も上昇を見せたのは先週末現在で11あった。
現在のIPO銘柄の株価は2020年3月のコロナショック時に匹敵する。
ただあの時は短期でボトムをつけ、その後大きく株価は上昇した。需給悪に伴う今回のIPO銘柄の初値公開価格割れの動きも短期的な現象であれば、今後の反転上昇が大いに期待される。
新春相場はマザーズ銘柄や直近IPO銘柄の反転上昇相場に期待が寄せられる。
既に2022年のIPO銘柄が発表され始めたが1月は例年通りゼロで2月4日にIPO予定の美容業関係の広告求人サービスのセイファート(9213)が第1号。この間はIPOの予定はなく、この間にこれまでIPO後に大きく下落した銘柄に注目を寄せておきたい。
それも業績面で不安感のない初値から20%以上下落した低PER銘柄に焦点を当てておきたい。
1.ユミルリンク(4372)メッセージングプラットフォーム
公開1000円 初値1711円 H1847円 時価1052円
初値比▲38.5% 予想PER16.9倍
時価総額41億円
ROE22.7%
2.日本エコシステム(9249・T2)公営競技運営受託 高速道路保守管理
環境関連などを展開 中部地方が地盤
公開価格2120円 初値2200円 H2210円 L1501円
時価1611円 初値比▲26.8% 予想PER5.5倍
時価総額43億円
ROE32%
3.のむら産業(7131・JQ)米袋 包装機械 非米袋分野を拡大
公開価格1210円 初値1113円 H1125円 L857円
時価883円 初値比▲20.7% 予想PER6.0倍
時価総額14億円
ROE17.8%
(炎)
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