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~春のポートフォリオ構築のチャンス到来~
相変わらずコロナ禍とウクライナ情勢が混沌とする中で株式相場は原油高、資材高、食糧高、円安に米金利上昇が続き本来なら更なる調整も必要な状況ながら比較的、底堅い展開が続いているようにも思える春相場です。
春相場は戻り相場。リスクオフで大きく売られた銘柄には買い戻しや押し目買いも見られる展開で投資家各位の運用にはそれなりに難しさが感じられる今日この頃です。
戻った後の展開を読み解くカギとしてはいくつかの視点がありますが、世界経済の行方をどうみるか、それとともに比較的値持ちの良い米国株の行方を考えておく必要があります。積極的な運用ニーズを持つ投資家にはリスクをヘッジしておく必要が相変わらず必要で、その手法は様々に存在するかと思われます。
個別銘柄ではポートフォリオ運用を主体に下値不安のないコア銘柄の選定が求められます。一定期間内の中で成果を高める運用手法ではターゲットゾーンでの利益確定売りも不可欠ですがそのゾーンを見出すためには過去の値動きなどをしっかりとチェックしておく必要があります。
主力の値嵩銘柄を対象にした運用は個人投資家には不向きなのかも知れませんが比較的まとまった資金があればできるだけポートフォリオを構築しての運用に努めて頂きたいと思います。
ポートフォリオの構築に際しては各投資家ごとに一定期間を設け、銘柄の選定条件も鑑みながら5、6銘柄を抽出して構築されてみてはどうでしょうか。
例えば2021年にIPOした出遅れ感のある銘柄で構築するなどされてはいかがでしょうか。その場合、IPO後の高値から大きく株価が下落した状況か低水準に位置している銘柄で財務内容良好な銘柄を選ぶといったことではいかがでしょうか。
本日は参考までにこちらでセレクトした地味目で株価はまだまだ低迷状態にある銘柄ながら比較的リスクの小さいと見られるバリュー価値のある漢字社名の4銘柄を掲げておきたいと思いますのでご参照下さい。
1.表示灯(7368・スタンダード)長期下落歩調
公開日:2021年4月7日
公開価格2000円⇒初値2672円
高値3375円(2021.4.12)(初値比+26%)
安値1167円(2022.3.14)(高値比▲65%)
時価1280円(安値比+9.7%)時価総額60億円
前3月期業績予想を2月14日に下方修正し3月14日に安値1167円まで売られた。今期の業績回復を前提に株価の反転上昇を期待。
ここからは配当利回り4.55%が株価を下支え。
公開価格を36%下回る水準。
2.全研本社(7371・グロース)
公開日:6月16日
公開価格1350円⇒初値1506円
高値1568円(2021.6.16)(初値比+4.1%)
安値740円(2022.3.11)(高値比▲52.8%)
時価796円(安値比+7.6%)時価総額95億円
今6月期中間期業績を大幅に上方修正。経常利益10億円を13億円に修正した。自治体向けの新型コロナワクチン接種予約管理システムの売上が前倒しで発生したため。通期見通しの経常利益17億6200万円は変えていない。
今6月期予想EPS105円。PERは7.6倍。
上場後の不人気場面が継続するが、リバウンド狙いのチャンス。
グローバルインバンドを見据えたビジネス展開で成長を目指す。
少子高齢化に中で海外人材へのニーズ拡大を捉えたビジネスを展開。
コロナ特需の解消から来期の業績にはやや不透明感があるが業績続伸なら株価は出遅れ。
有料老人ホーム事業に4月から参入。公開価格を41%下回る水準。
3.日本調理機(2961・スタンダード)
公開日:2021年11月9日
公開価格2710円⇒初値2750円
高値2810円(2021.11.9)(初値比+2.2%)
安値2334円(2022.3.9)(高値比▲17%)
時価2415円(安値比+3.5%)時価総額27.4億円
今期予想経常利益5.3億円
食器洗浄機、炊飯器などの業務用厨房機器メーカー。
配当性向30%前提で今9月期120円配当予定。
配当利回り4.9%。公開価格を11%下回る水準。
4.網屋(4258・グロース)
公開日:2021年12月22日
公開価格1970円⇒初値2100円
高値2388円(12.23)(初値比+13.7%)
安値916円(2.24)(高値比▲61.6%)
時価1216円(安値比+33%)時価総額49億円
今期予想経常利益3.1億円
ネットワークセキュリティ、データセキュリティ事業を展開。
安定成長継続。無配。公開価格を38%下回る水準。
(炎)
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です。
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)