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相川伸夫のピックアップ銘柄フォロー J―MAX(3422)フリュー(6238)AB&Company(9251)
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相川伸夫のピックアップ銘柄フォロー J―MAX(3422)フリュー(6238)AB&Company(9251)

2022-12-03 14:00
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     相川です。
     前回配信の10月頭は相場のボトムでしたね。

     あの時も安いとは指摘してましたがタイミングドンピシャなのはたまたまです(笑)


     本日もピックアップ銘柄フォローをしていきます。


    ■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー


    ・丸順改めJ-MAX(3422)18年9月18日初回配信

    ⇒前回の配信で「2Qは上海ロックダウンが入ってくる悪い四半期(連結が3カ月ズレる)とはいえ、1Qで上期の数字の進捗まで進めた状況であり、2Qが赤字にでもならない限りは会社の期初予想を下回ることはありません。
     が、そもそもコロナ禍でも1四半期たりとも赤字にならなかったという同社が今の四半期で赤字にならないと私は考えています。」

     …と強気な姿勢でしたが2Q単体決算では経常利益マイナス20百万円、純利益はマイナス226百万円を付けて下方修正という発表になってしまい、私の想定以上に厳しかったようです。
     下方修正の決算を受け、株価はまるでグロース銘柄のように翌日大きな急落でまさかのS安まで叩きました。
     下方修正の幅としては、
     ・営業利益は3200百万円⇒2700百万円で(15.6%ダウン)
     ・純利益は1900百万円⇒1400百万円(26.3%ダウン)
    であり、赤字転落などしたわけではありません。
     自動車部品加工会社は基本的に下方修正ラッシュでしたが、同業他社のエイチワンなども44%営業減益の大幅下方修正を出しましたが少ししか下がらず、すぐに株価も戻して高値を取りに行っています。
     (どれだけJ-MAXホルダーは評価厳しいんだよ)と激しくツッコミますよね(笑)
     他社の下方修正を見ても下期で大きく挽回の絵が多く、丸順も下期挽回です。
     来期以降を楽しみにしたいと思います


    ・フリュー(6238)22年4月4日初回配信

     2Qの決算が出た時に「これはスゴイ数字出た!!」って思いました。
     深く理解してる人しか驚かないかもですが、2Qはかなり為替で厳しいと思ってましたので、それをカバーして補う以上に3セグメントが堅調なことに私は驚きました。
     一番驚くのはプリクラ事業の利益です。
     コロナ前の20年3月比で70%未満のプレイ回数でしかないのにフリューが出している通期予想の利益を軽く超えました。
     説明会で確認しましたが、今期の新機種販売は2Q、3Q、4Qで1機種ずつ各500台の販売を予定しており、これが半導体価格上昇の影響で赤字販売になる事と、足元もコロナ8波という事もあり、下期を保守的に見ているとのこと。
     また、もう一つ驚いたのはピクトリンクの会員数が減るどころか増えていることですよね。プレイ回数が少なければ自然減する仕組みであり、そういう力が働きますが、大学生やOLなどの継続率、加入率アップが効いているとのことでした。
     また、10月の月次が87%の水準なのも注目点です。
     確認したところフリュー側が特殊な施策を打ったという事で出た数字ではなく、純粋な復活の兆しとのことです。とはいえ、10月はハロウィンと土日が重なったことがあったのと、11月以降はコロナ再感染拡大で冷えることはこれまでのパターンだと想定されます。
     キャラクタは今が一番きつい時です。が、売上拡大かつ新プライズ受注も好調、高価格帯や海外販売の成長中なので為替が馴らされるまでまだ時間はかかりますが、順調です。
     ゆるキャン△の利益は2Qで大きく出ました。ゆるキャン△はこれで終わりではなく、下期~来期、再来期と長く収益貢献してくるとの説明でした。
     説明会でも下期予想に関しての質問が多かったですが、基本は保守的に据置しているという印象を持ちました。
     来期以降を考えると私は面白いと感じます。


    ・AB&Company(9251)22年1月10日配信

     もうすぐ本決算です。
     10月に取材させて頂きました。基本的に足元は順調という印象を受けました。
     上場時に出してきた中計に対しては現状の伸びからするとやや届かない可能性はあるものの、今期よりも来期の方が業績は増収増益になるというのが同社のビジネスモデルです(店舗数×来店社数)。
     配当に関する考えとしても22年10月期は予定の金額を配当し、来期に関しても配当性向30%で22年を上回るなら増配も検討しているとのことでした。
     また、11/25の日経新聞でも報じられていましたがIFRS会計におけるのれん償却はこれまで通り減損テストで採用し、のれん償却はされないことに決まりました。
     これにより、ABのようにPLでビジネスをしているけどもそのFC会社をMAすることで直営化させるというスキームで出てしまうような大きな「のれん」評価問題が緩和されました。
     私はABの財務に関してはCFもきっちり回っているので心配していない派なのですが、のれん償却が義務化されるとPL上では純利益が減ることになり、配当性向30%維持であれば目減りしてしまう等が気になっていました。
     それが無くなったのはとても良いと思っています。
     IPO直後での下方修正を受けて株価は大きく下がり、そこから再上昇を狙っている形です。同社の出店速度と既存店売上が落ちていかない限りは成長はまだまだできると思うので応援していきたいです。


     それではまた!


    『全力全開全力前進!!!』


    (相川伸夫)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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