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=【永久不滅投資法】の真髄=
「バフェット流」と大きくクロスオーバーする【永久不滅投資法】では、「良い企業を安く買う」ことが重要なポイントです。しかし、「良い企業であればいつ買っても損はしない」のも事実です。
つまり、良い企業であれば永久に稼ぎ続けるので、(よほどのバブルでない限り)どのようなタイミングで購入しても、最終的には大きな投資収益を上げることができるというわけです。
問題は株価よりも(もちろんこれも重要な要素ですが…)、その企業(ビジネスモデル)が今後も高い収益を維持できるかどうかということです。それを判断 するためには、企業を様々な観点からじっくり研究しなければならないのですが、今回は「ファブレスメーカー」というキーワードについてお話します。
さて、最近3Dプリンターが飛躍的に発展・普及していますから、それほど遠く無い将来にすべての家庭が「製品を製造するメーカー」になる日がやってくる かもしれません。もちろん、それでも製鉄や原油の精製などの重工業は残るでしょうが、デジカメ、スマホ、タブレットを自宅で「生産」するようになる可能性 は十分あります。そうなれば、我々が現在メーカーと呼んでいる企業は、「3Dプリンター用のデジタル設計図」を販売する「図面販売業」に変わるかもしれま せん。
もちろん、そんな将来の話をしなくても、最近の世界を見渡せば、工場を持たないファブレス・メーカーが市場を牽引しています。
世間にもっともよく知られている代表例はアップルでしょう。商品の製造は台湾や韓国などのメーカーに委託しているファブレス・メーカーです。同社の製品 は日本のメーカーの部品を使用しているだけでは無く、サムスンを始めとする韓国勢、台湾や中国のメーカーなどが製造を行っているのは誰もが知っている事実 です。しかしだからといって、アップルのブランドが傷つくことはありません。ある一定以上の品質の製品を製造することは、最先端の製造装置を輸入すれば、 台湾、韓国、中国など多くの国々の数えきれないほどのメーカーでできます。少なくとも工業製品においては「高品質の製品」というのは、競争力を持たなく なっています。二束三文の値段で売られている製品でも、大概の場合使うのにそれほど不便を感じない程度の品質は備えているからです。
したがって消費者は、どこでだれが製造した製品であるかということにほとんど関心を持ちません。お金を払うのはアップルというブランドに対してなので す。その中には、製品コンセプトの革新性、経営者のゆるぎない哲学など色々なものが含まれます。もし、工業製品がブランド力を持たなければ、それはバ フェットがいう「コモディティー」にしかすぎません。この場合のコモディティーとは、商品自体が特別な価値を持たずに生産すれば生産するほど価格競争に巻 き込まれて利ザヤが減少し、企業にとってメリットが無い商品のことです。
もちろん、永久不滅投資において、「コモディティー型」の企業に投資することはありません。必ずしもファブレスである必要はありませんが(ただ、その方が経営上ブランド価値の向上に専念できる)、永久不滅のブランドを持っている企業に投資をすべきなのです。
(グルメ投資家おーちゃん改め、大原浩)
【大原浩の本】
★日本株で成功する バフェット流投資術 (日本実業出版社)
http://goo.gl/ZIzYtF
★企業情報を読み解け! バフェット流<日本株>必勝法=永久保有銘柄を見
抜く18のポイント(日本実業出版社)
http://goo.gl/nrtqVO
★『勝ち組投資家は5年単位でマネーを動かす』(PHP研究所)
http://goo.gl/1543MI
★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
http://goo.gl/Blo6KT
★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
http://goo.gl/iz1GUV
★GINZAX30社! 大原浩著 昇龍社<Kindle版>
(上巻)+(下巻)
GINZAXグローバル経済・投資研究会・代表大原浩著
http://goo.gl/4KKYjG
http://goo.gl/ePeowm
*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)
「バフェット流」と大きくクロスオーバーする【永久不滅投資法】では、「良い企業を安く買う」ことが重要なポイントです。しかし、「良い企業であればいつ買っても損はしない」のも事実です。
つまり、良い企業であれば永久に稼ぎ続けるので、(よほどのバブルでない限り)どのようなタイミングで購入しても、最終的には大きな投資収益を上げることができるというわけです。
問題は株価よりも(もちろんこれも重要な要素ですが…)、その企業(ビジネスモデル)が今後も高い収益を維持できるかどうかということです。それを判断 するためには、企業を様々な観点からじっくり研究しなければならないのですが、今回は「ファブレスメーカー」というキーワードについてお話します。
さて、最近3Dプリンターが飛躍的に発展・普及していますから、それほど遠く無い将来にすべての家庭が「製品を製造するメーカー」になる日がやってくる かもしれません。もちろん、それでも製鉄や原油の精製などの重工業は残るでしょうが、デジカメ、スマホ、タブレットを自宅で「生産」するようになる可能性 は十分あります。そうなれば、我々が現在メーカーと呼んでいる企業は、「3Dプリンター用のデジタル設計図」を販売する「図面販売業」に変わるかもしれま せん。
もちろん、そんな将来の話をしなくても、最近の世界を見渡せば、工場を持たないファブレス・メーカーが市場を牽引しています。
世間にもっともよく知られている代表例はアップルでしょう。商品の製造は台湾や韓国などのメーカーに委託しているファブレス・メーカーです。同社の製品 は日本のメーカーの部品を使用しているだけでは無く、サムスンを始めとする韓国勢、台湾や中国のメーカーなどが製造を行っているのは誰もが知っている事実 です。しかしだからといって、アップルのブランドが傷つくことはありません。ある一定以上の品質の製品を製造することは、最先端の製造装置を輸入すれば、 台湾、韓国、中国など多くの国々の数えきれないほどのメーカーでできます。少なくとも工業製品においては「高品質の製品」というのは、競争力を持たなく なっています。二束三文の値段で売られている製品でも、大概の場合使うのにそれほど不便を感じない程度の品質は備えているからです。
したがって消費者は、どこでだれが製造した製品であるかということにほとんど関心を持ちません。お金を払うのはアップルというブランドに対してなので す。その中には、製品コンセプトの革新性、経営者のゆるぎない哲学など色々なものが含まれます。もし、工業製品がブランド力を持たなければ、それはバ フェットがいう「コモディティー」にしかすぎません。この場合のコモディティーとは、商品自体が特別な価値を持たずに生産すれば生産するほど価格競争に巻 き込まれて利ザヤが減少し、企業にとってメリットが無い商品のことです。
もちろん、永久不滅投資において、「コモディティー型」の企業に投資することはありません。必ずしもファブレスである必要はありませんが(ただ、その方が経営上ブランド価値の向上に専念できる)、永久不滅のブランドを持っている企業に投資をすべきなのです。
(グルメ投資家おーちゃん改め、大原浩)
【大原浩の本】
★日本株で成功する バフェット流投資術 (日本実業出版社)
http://goo.gl/ZIzYtF
★企業情報を読み解け! バフェット流<日本株>必勝法=永久保有銘柄を見
抜く18のポイント(日本実業出版社)
http://goo.gl/nrtqVO
★『勝ち組投資家は5年単位でマネーを動かす』(PHP研究所)
http://goo.gl/1543MI
★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
http://goo.gl/Blo6KT
★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
http://goo.gl/iz1GUV
★GINZAX30社! 大原浩著 昇龍社<Kindle版>
(上巻)+(下巻)
GINZAXグローバル経済・投資研究会・代表大原浩著
http://goo.gl/4KKYjG
http://goo.gl/ePeowm
*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)