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市場潮流
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市場潮流

2015-04-07 22:38
    今週(3月30日~4月3日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で149円、率にして0.8%の上昇となりました。前週は7週ぶりの下落となり、今週 も一時、1万9000円を割り込む場面がありましたが、市場の過熱感が薄らいだことによる押し目買い、大型の国内株式型投信の設定など支援材料となり、週 末の日経平均株価は1万9435円で取引を終えました。


     ところで、注目された米国の3月の雇用統計ですが、非農業部門の雇用者数は前月比12.6万人増となり、市場予測の平均値25万人増を大幅に下回りました。増加幅は13年12月(10.9万人)以来、1年3カ月ぶりの低水準です。
     小売売上高をはじめ、このところ、米国の経済指標の弱さが目立っていましたが、堅調だった雇用統計にも陰りがみえたことで、市場にもショックが走りました。

     ただ、雇用者数は減少に転じたわけではありませんので、従来の見通しを変更する必要はないものと思います。一時的な減速はあっても、米国の景気は再び堅調な足取りを回復するものとみています。


     来週は、米国企業の1~3月期決算発表が本格化します。寒波や港湾スト、ドル高などの影響がどのように企業収益に反映されるのか、注目したいと思います。


    (水島寒月)

    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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