新興市場の銘柄が好まれるのは若さの中にある未知数への期待なのかも知れません。ビジネスに仕込み期と熟成・回収期があるのと同様に株式投資も投資した 企業のビジネスが先行投資期から回収期になって利益が生まれるタイミングで手放す手法が効果的なように思われますが、皆さんの投資スタンスはいかがでしょ うか。
本日訪問したある上場不動産開発会社のオーナー社長もかなり野心的に経営を続けておられますが、不動産には仕込みと売却があるとは言え、自社保有在庫を抑えて財務内容を悪化させることなく高収益を確保するビジネスに熱心に取り組んでおられるようです。
「そんなことできるはずはない。」と言われそうですが、これまでの経験値から生まれる独特の嗅覚とアイデア、企画力をベースに他のマンション開発業者や不動産開発会社などとは一線を画した不動産ビジネスに対し比較する企業がないとの話もうなずけます。
身軽な体質で収益を上げていくこの会社の上場は2006年12月。9年間の先行投資期を経ていよいよ熟成期を迎えつつある中で、そのビジネス成果が投資家にどのように評価されるのか興味深いところです。
【本日の訪問先企業】
イントランス(3237)
→上場企業としての資金力をバックに中古ビル、不動産再生事業で飛躍に向かう。どこまでの規模拡大が図れるか投資家の期待膨らむ。
本日の終値は360円。
(炎)
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