本日、日本郵政(6178)の公開株価が1400円に決定。
 これで3社の公開価格が出揃いました。

 既に2社はかんぽ生命(7181)が2200円、ゆうちょ銀行(7182)が1450円と決定。

 申し込みで当たった投資家の皆さんはその後の株式相場が堅調になってきただけに楽しみな状況となっているのかも知れません。
 これからの相場展開次第ですが、かなり盛り上がってきたように思われます。


 かんぽ生命などでは売出株式が他の銘柄に比べ少ないこともあり、当たっても100株(66万口座分)に留まったと見られます。日本郵政やゆうちょ銀行はこれに比べ売出株式数が多いため、当たる確率が高いと見られます。

 証券会社にとっては新規顧客獲得にとってとても都合の良い大物企業3社の株式公開です。動かなかったお金が動き、動かなかった株の流動化につながる訳ですからビジネスチャンスではあります。


 これで11月4日を迎えるだけになりますが、今後は初値で買うかどうかになります。
 初値予想、その後の株価変動を予想してみることにします。


1.日本郵政(6178)

 公開価格1400円
 初値予想1600円 時価総額7.2兆円
 上場後高値予想1800円 時価総額8.1兆円

 予想EPS85.2円 ⇒期初控え目な見通しで上場後に上方修正の可能性

 公開価格予想PER16.4倍

 BPSデータなし

一株当たり配当金23円 配当利回り1.64%

評価手法:
 ヤマト運輸(国際物流事業)+第一生命(生保)+三菱UFJFG(銀行)



2.かんぽ生命(7181)

 公開価格2200円
 初値予想 2600円 時価総額1.56兆円
 上場後の高値予想 3300円 時価総額2.0兆円

 予想EPS140円
 BPS3321円

 公開価格予想PER15.7倍
 実績PBR0.66倍

 一株当たり配当金56円 配当利回り2.55%

評価手法:
 第一生命(時価総額2.5兆円)との比較



3.ゆうちょ銀行(7182)

 公開価格1450円
 初値予想1500円 時価総額6.75兆円
 上場後の安値予想1380円 時価総額6.2兆円
 上場後の高値予想1680円 時価総額7.65兆円

 予想EPS85.3円
 予想PER17.0倍

 実績BPS3071円
 実績PBR0.47倍

 一株当たり配当金25円 配当利回り1.72%

評価手法:
 三菱UFJFG(時価総額11兆)との比較


 (炎)


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