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冬至から早や2か月が過ぎ、陽も長くなってきました。ご存知の方もいらっしゃると思われますが、季節によって太陽の南中(一日のうちで太陽の高度が最も高い位置となる)時刻が変わります。
例えば東京では2月(今頃)が太陽の南中時刻が一番遅くなる時期です。
11:55前後ですが午前中が最も長く感じられる時期と言えましょうか。つまり冬の寒く暗い季節が過ぎて日の出が早まり、陽が長くなりつつあるこの時期に南中時刻が遅まるのですから「陽が伸びたなぁ~」と感じる訳です。
反対に南中時刻が最も早いのが10月下旬です。東京なら11:30より少し前くらいです。この頃は12月に向けてドンドンと日の入が早くなるのですから、あっという間に陽が傾きそして夕暮れを迎えます。
11月に入ると「随分と陽が暮れるのが早くなったなぁ~」と感じる理由と思います。
投資には関係無いお話しで恐縮ですが、ひょっとしたらメンタルな部分に影響し、早く明るくなったり暗くなったりすることで投資意欲に変化が現れる…などもあるのかもしれません(^^)
と言う訳で、明るい季節がやってまいりました(笑)
ところが、こんなに良い季節にもかかわらず、今年に入ってからの株式市場は惨憺たる状況です。
この荒い値動きを振り返るに、今の日本市場には一部の公的資金や投資信託を除いて主体的に動ける大手機関投資家と言われる専門プレイヤーが居なくなり、ローカルな個人投資家ばかりの市場になっていることも大きいと考えています。
今や先物売買を中心としたファンドなどにより売買シェアの大半(70%以上でしょうか?)が短期トレーディングの投資家で占められ、大口のファンドが市 場全体を使って博打を打っている状態ですから、現在のようにバブル的になればなるほど相場操縦モドキの取引も増えます。それこそ(値幅を取る目的で動かす ために)やりたい放題になります。
このような状況では無茶な(強引な)取引をされても、投資家層の薄い市場では太刀打ちする術がありません。
「投資家のための市場整備」を怠ったまま場当たり的な運営をしてきたツケがここにきて噴出しています。
金融政策だけによる東証時価総額600兆円には無理があったという事なのでしょう。しかも、高齢者の金を都合良く景気対策に使おうなどとは上手く行くはずも無く、結果として金の亡者が集まるだけの博打場と化しています。
昨年は「円ドルの120円前後は居心地が良い」と書きましたが、流石に、これほど急に10%も動くとは考えませんでした。株式市場では、ここ数か月間で 日経平均のEPS予想が1,200円台から1,100円台前半まで下落していることも売られる要因なのでしょうが、円高に進み始めた第3四半期以降の収益 の鈍化傾向や、第4四半期以降への慎重な企業予想などは想定以上にコンサバと感じます。
今期は東芝のような不遜な企業の赤字はもとより、大手資源会社の大幅な評価損失や新興国通貨安による減損損失などの影響も大きく、これをそのまま当てはめて来期も悪化し続けると言うのも考え辛いです。
仮にこれらを除けば10%以上の増益なのですから、そんな中で黒字にもかかわらずPBRが1倍を大きく割り込み、且つPERも一桁台の銘柄が売られ続ける一方、継続疑義が付くほどの不振企業でも動きが軽いと見れば注文が殺到する異常な市場です。
一昨年末(日銀緩和第2弾頃)からは需給要因だけの完全な博打場になっているという事なのでしょう。
我々一般人が博打に参加すること(無理な投資)は避けたいですから、このような時には慌てず、投資対象を研究する機会にしたいと思っています。
もちろん、まともな市場に戻れば2年前頃の1,100円レベルになると見てもPER15倍で16,500円ですから、上下10%くらいの幅で動くとして15,000円から下は余り悲観的になるのもどうかと思います。
110円前後の為替が続くことで企業心理が悪化する懸念は気に留めておかねばいけませんが、ファンドが中心となっている限りマーケットは上にも下にも行 き過ぎることに注意が必要です。そのような行き過ぎた時にだけ売買をする…と言うのも一方法と思いますし、これほどの変動があると回復するにしても方向性 や物色対象が大きく変化する可能性もありそうです。
それにしても自民党の票格差是正案には失望しました。立法府の住人が司法を軽視し続ける…これらの政治家は地に堕ちたと言う以外にありません。細田氏をはじめとした痴呆選出の老害が日本を蝕み続けます。
その一方でPER8.5倍、PBR1.7倍で「当社の株は割安!」と断じ14%の自社株買いを実行するソフトバンクの孫社長は流石です。地元利権に拘泥 するゴキブリ政治家、この期に及んでさえ予算獲得に執着する縦割り行政、そして役員のイスにしがみ付くスゴロク経営者…。彼らには是非、孫社長の爪の垢を 煎じて飲んでいただきたい。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
例えば東京では2月(今頃)が太陽の南中時刻が一番遅くなる時期です。
11:55前後ですが午前中が最も長く感じられる時期と言えましょうか。つまり冬の寒く暗い季節が過ぎて日の出が早まり、陽が長くなりつつあるこの時期に南中時刻が遅まるのですから「陽が伸びたなぁ~」と感じる訳です。
反対に南中時刻が最も早いのが10月下旬です。東京なら11:30より少し前くらいです。この頃は12月に向けてドンドンと日の入が早くなるのですから、あっという間に陽が傾きそして夕暮れを迎えます。
11月に入ると「随分と陽が暮れるのが早くなったなぁ~」と感じる理由と思います。
投資には関係無いお話しで恐縮ですが、ひょっとしたらメンタルな部分に影響し、早く明るくなったり暗くなったりすることで投資意欲に変化が現れる…などもあるのかもしれません(^^)
と言う訳で、明るい季節がやってまいりました(笑)
ところが、こんなに良い季節にもかかわらず、今年に入ってからの株式市場は惨憺たる状況です。
この荒い値動きを振り返るに、今の日本市場には一部の公的資金や投資信託を除いて主体的に動ける大手機関投資家と言われる専門プレイヤーが居なくなり、ローカルな個人投資家ばかりの市場になっていることも大きいと考えています。
今や先物売買を中心としたファンドなどにより売買シェアの大半(70%以上でしょうか?)が短期トレーディングの投資家で占められ、大口のファンドが市 場全体を使って博打を打っている状態ですから、現在のようにバブル的になればなるほど相場操縦モドキの取引も増えます。それこそ(値幅を取る目的で動かす ために)やりたい放題になります。
このような状況では無茶な(強引な)取引をされても、投資家層の薄い市場では太刀打ちする術がありません。
「投資家のための市場整備」を怠ったまま場当たり的な運営をしてきたツケがここにきて噴出しています。
金融政策だけによる東証時価総額600兆円には無理があったという事なのでしょう。しかも、高齢者の金を都合良く景気対策に使おうなどとは上手く行くはずも無く、結果として金の亡者が集まるだけの博打場と化しています。
昨年は「円ドルの120円前後は居心地が良い」と書きましたが、流石に、これほど急に10%も動くとは考えませんでした。株式市場では、ここ数か月間で 日経平均のEPS予想が1,200円台から1,100円台前半まで下落していることも売られる要因なのでしょうが、円高に進み始めた第3四半期以降の収益 の鈍化傾向や、第4四半期以降への慎重な企業予想などは想定以上にコンサバと感じます。
今期は東芝のような不遜な企業の赤字はもとより、大手資源会社の大幅な評価損失や新興国通貨安による減損損失などの影響も大きく、これをそのまま当てはめて来期も悪化し続けると言うのも考え辛いです。
仮にこれらを除けば10%以上の増益なのですから、そんな中で黒字にもかかわらずPBRが1倍を大きく割り込み、且つPERも一桁台の銘柄が売られ続ける一方、継続疑義が付くほどの不振企業でも動きが軽いと見れば注文が殺到する異常な市場です。
一昨年末(日銀緩和第2弾頃)からは需給要因だけの完全な博打場になっているという事なのでしょう。
我々一般人が博打に参加すること(無理な投資)は避けたいですから、このような時には慌てず、投資対象を研究する機会にしたいと思っています。
もちろん、まともな市場に戻れば2年前頃の1,100円レベルになると見てもPER15倍で16,500円ですから、上下10%くらいの幅で動くとして15,000円から下は余り悲観的になるのもどうかと思います。
110円前後の為替が続くことで企業心理が悪化する懸念は気に留めておかねばいけませんが、ファンドが中心となっている限りマーケットは上にも下にも行 き過ぎることに注意が必要です。そのような行き過ぎた時にだけ売買をする…と言うのも一方法と思いますし、これほどの変動があると回復するにしても方向性 や物色対象が大きく変化する可能性もありそうです。
それにしても自民党の票格差是正案には失望しました。立法府の住人が司法を軽視し続ける…これらの政治家は地に堕ちたと言う以外にありません。細田氏をはじめとした痴呆選出の老害が日本を蝕み続けます。
その一方でPER8.5倍、PBR1.7倍で「当社の株は割安!」と断じ14%の自社株買いを実行するソフトバンクの孫社長は流石です。地元利権に拘泥 するゴキブリ政治家、この期に及んでさえ予算獲得に執着する縦割り行政、そして役員のイスにしがみ付くスゴロク経営者…。彼らには是非、孫社長の爪の垢を 煎じて飲んでいただきたい。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)