今週は米国はFOMC議事要旨が発表され、最近の金融情勢の逼迫を受けて利上げ時期を考慮と、追加利上げが遠のいた。

 短期金融市場から推測する今年の利上げ織込み度は12月までで30%と、マーケットは今年の追加利上げはないと予想している。


 一方でECBは3月の追加緩和期待が高い。
 本日RBA好感は豪ドルのレベルが0.65が心地よいと発言した。
 世界は自国通貨安を求めているようだ。

 もちろん先進国は自国通貨安を露骨に志向することはできないし介入などの手段は緊急時でない限りは使いづらい。だからこそ金融政策や口先介入で間接的に自国通貨安を目指している。


 2月26~27日に上海でG20が行われる。
 それぞれの主張がぶつかる中で協調行動が取れるかどうか注目される。

 それまでは市場は膠着、第2幕はG20後ではないだろうか。
 

(YEN蔵)


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