最近ぱちんこ業界でまことしやかにウワサされている規制の話があります。
 結論から先に言っちゃうと、

 「パカパカは玉を取らせないとダメっ!」

 って規制が入るんじゃないかっていう。

 どーってことないじゃないと思う方も多いかもしれませんが、実はコレ、かなり大きな部分です。

 まずは小当たりが厳しくなりますよね。
 小当たりでパカパカするのも、1R分だけでも出玉を取れないといけない。

 さらに、ランクアップボーナス。
 ラウンドのインターバルで継続・非継続をやるときに、パカパカしてたりしますよね。あれも理由あってのパカパカなんですが、それも非常にやりづらくなります。

 そして一番大きいのが。
 「11R・実質6R」なんてスペックで見たことがありませんか?
 あれって、非常に重要なんです。MNRSという規則があって……と説明してもややこしいので省きますが、ようはあの「実質」がないと、スペック面が大幅に辛くなることに繋がります。

 またスペックがキツくなっちゃうのか……ってところですね。


 ここからは次郎の推論ですが、これは規則のスキマをついて98.5%の継続率を実現した「CRF.タイガーマスク3」の影響があるんじゃないかと思います。

 タイガーマスクは通常時、1変動ごとにヘソ下がパカパカとしますが、実はアレ、アタッカーです。
 つまり、ほぼ1/1で大当たりしている、という変わったスペックなんですね。
 時短獲得=タイガーラッシュの突入です。

 こちらもややこしいので細かい説明は省きますが、タイガーラッシュ中、液晶で大きく変動している数字は、普通図柄。ようは、揃えば電チューが開くだけの図柄なんです。
 アタッカーのように見える部分は、実は電チューですね。

 電チュー揃いの確率が98.5%になるわけで、もはや確率変動の継続率なんてどうでもいいスペックになっています。

 このスペックがOKとなると、ぶっちゃけなんでもできちゃいます。
 だって、タイガーラッシュも中身は1回転の時短ですから、確変なんて65%どころか、0%でもいいわけです。
 せっかく規制した継続率なんて関係ないっちゅーことですな。


 その流れで、パカパカで玉とらせないとダメよって話が上がったんじゃないかと思います。

 規制とメーカースペックマンのいたちごっこと言いますか、結果的に規制が入ることになったとしても、そのうちもっとアイデアの詰まったスペックが登場するんじゃないかと個人的にはワクワクしていますね。
 規制がなければ、ここまで頭を捻って面白いスペックを作り出す必要がなかったわけですからね。もしかすると、今後その中で、初代牙狼のようなトンデモヒット機種ってのが生まれてくるかもしれませんな。


 というわけで、今週はこの辺で!
 また来週お会いしましょう。