先日、カジノの視察という名目で、マカオまで行ってまいりました。
 今後東京にカジノが出来るかもしれないということで、どんなもんかっていうのと、本場のスロットマシーンがどんなもんか調査したかったわけです。

 結果から言えば、持っていったお金ぜーんぶやられて帰ってきたので、ぱちんこ・パチスロのが全然面白いじゃん! という感想でしかありません、ええ。

 しかしながら、カジノにもアルゼ・アリストクラート・サミー・IGTなど、日本の遊技機メーカーの台が多数あり、他のスロットマシーンよりも開発のレベルが高いなと思ったわけです。

 日本のぱちんこ・パチスロと、カジノのスロットマシーンにおける一番の大きな違いは、「煽り」じゃないかと思います。

 リーチになって、当たるかも…当たるかもよ! という部分をドキドキしながら見るのが日本のぱちんこ・パチスロですが、海外ではそうではありませんでした。
 あまりにもあっさりとボーナスが揃います。せいぜい、ちょっとしたスロー送りみたいなのがあるくらいですね。
 文化の違いなのかわかりませんが、予告やゾーンなんかを搭載しているのも日本のカジノ機の特徴でしたね。

 とくに顕著だったのがアルゼのスロットマシーンで、ドラム機が多かったです。
 始動スタート時にドラムのリールがロックされて、5段階のステップアップが最後までいけばレインボーで確定、このあたりは日本でぱちんこ・パチスロを打ってるならわかりやすいゲーム性。
 ですが、結局そういった予告がなければ当たることがほとんどないので、そこが海外の方にはあまり受け入れられないんじゃないでしょうかね。マカオではドラム機はなかなか高い人気を誇っていましたが、どうやらラスベガスなんかでは人気がないらしいです。


 そして、一番大事な勝てるのかどうなのかというところですが、スロットマシーンに限って言えばはっきり言って勝てないんじゃないかと思いますね。
 出玉率がぱちんこ・パチスロの比じゃないくらい辛い印象でした。パチ屋で打ってるほうが全然勝てるビジョンが沸きますね。

 カジノで勝ちたかったら、ルーレットや大小、バカラなど、2分の1を当てればベット額が2倍になる、という単純明快なルールの台で、ドンと大きなベットを当てて2倍にする、そんな方法がもっとも勝てるんじゃないかと思いましたよ。
 実際、スロットマシーンはそれらと比べるとあまり人気がありませんでしたし。
 うん、だから次郎も負けたんだな、しかたない。

 ただ、一部のメーカーはすでにカジノ機の開発に向けて大きく動いていたりするようなので、もしかするともっと日本人の口に合うようなカジノ機が出てくるかもしれませんね。
 勝てるのかどうかは置いといて。

 実際に行ってみて、もし日本にカジノが出来たら行くのか? という問題ですが、根っからのギャンブル好きの次郎でも……行かないかもしれません。
 ぶっちゃけ、ぱちんこ・パチスロのほうがぜーんぜん楽しいですし、勝てる気がしますよ!
 この業界に身を置いているからとかも関係なく、カジノにぱちんこ店が食われていくのはちょっと寂しいし、違うんじゃないかと思った視察でした。


 あとは、とりあえず……お腹が痛い。
 (向こうの食事があわなかったみたい……)


 というわけで今週はこの辺で。
 それではまた来週お会いしましょう。