65%上限という確変の規制につけ、各メーカー色々と手の込んだスペックを出してきましたが、出揃ってきた感があります。
まずはシンプルなループタイプ。
確変継続率が落ちた分をどこに跳ね返すかっていうのは、出玉面でしかないんですよね。2400発搭載が当たり前のようになりました。
しかし、これはもう「ぱちんこCR北斗の拳7」が完全に最高峰です。右打ち65%が2400発、時短100回。シンプルではありますが、これを超えるスペックを出すことはできないでしょう。
大一の「CR哲也 玄人の頂へ」が近い数字ではありますが、比べてしまうと北斗7の圧勝と言えます。これはもう、北斗というコンテンツだからこそ成せるスペックの甘さですね。
ちなみにSTは、京楽の「CRぱちんこテラフォーマーズ」が最高峰のスペックと言えます。
業界では、よくぞあのスペックで試験に受かったな、と驚きの声が上がったほど。これを超えるSTは難しいでしょうね。
次に、京楽が一気に世の中に広めた小当たりラッシュですね。
ある種「CRぱちんこGANTZ」「CRぱちんこ必殺仕事人V」で頂点を極めたかに見えますが、仕事人の豪剣バージョンが爆発力ではトップクラスになりそうです。
業界内で話題になっているのは西陣の「CR桃剣斬鬼」。こちらは小当たりラッシュにとことん特化した台で、出玉増加速度に於いては小当たり界の頂点を取りそうな勢いです。
SANKYOの「CR RADY GAGA」など、そろそろ流行し出した頃に開発やスペック変更ををしていたであろう台が出てくる頃合ですので、年末に向けて、これら以上の小当たりラッシュ機をどのメーカーが出してくるのかってのは見所かもしれません。
そして、1種2種混合機。これも、急に増えましたね。
大当たり後に電チュー保留を貯めさせることで+4回転分の継続率を上乗せすることができるという発想で、京楽の「CRぱちんこ魔法少女まどか☆マギカ」やSANKYOの「CRF.戦姫絶唱シンフォギア」が高い稼働を誇っています。
ですが、きっかけは藤商事の「CR戦国恋姫」あたりじゃないでしょうかね。65%の継続率でも高い継続率が出せる、そんな未来を感じた台でした。
このタイプは、右打ちのゲージに専用の機構が必要というのが難点です。汎用のゲージで作ることができないため、開発にはわりと手を出しづらいって部分があるみたいですね。
最後に、「CR牙狼GOLD STORM翔」や「CRリング 終焉ノ刻」を代表とする、約80%×約80%で約64%、という考え方の継続率を持った台。今のところは、80%の確変と80%のSTを組み合わせた台しか出ていませんかね。
こちらもようはSTタイプやループタイプと考え方がちょこっと違うくらいなので、出玉に返すことができます。そのため、出玉は多めですよね。
Sanseiは“仮想牙狼”として「CR巨人の星」をリリースし、新内規の中では高評価を得たため、そのスペックを牙狼に受け継いだ、というウワサがあります。
これも完成形は牙狼で見えていますが、牙狼の稼働がイマイチ伸び悩んでいることもあって、他スペックに比べるとインパクトとしてはやや弱い印象があります。
……と、こんなスペックがホールでは見受けられますが、どういったスペックが今後の覇権を握っていくのか、気になるところです。
トータルの出玉力という点ではどれもさほど変わらないような気がしますが、やはりツボにハマったときの出玉は、北斗7が一番のような印象がある次郎です。
なんだかんだ言っても、
やっぱりパチンコはループタイプだ!
ってことなんでしょうかね。シンプルイズベスト。
ともかく、これから年末、そして年始数ヶ月にかけて出る台は、規制前の駆け込み台ということもあり、規制後に「ハイスペック」ともてはやされてホールに残る台になっていくはず。つまりは、第二の北斗無双ポジションを狙うチャンスが、どこのメーカーにも残されているわけです。
どのメーカーのどの台が、北斗無双のような歴史に名を残す高稼働を叩き出してくるのか、楽しみでありますな。
というわけで今週はこの辺で。
それではまた来週お会いしましょう。