次郎も、都内某店のイベントへ並びにいったら2000人もの行列が出来ていて、抽選券を配る時間前よりも行ったのに締め切られており、ガッカリしたのは記憶に新しい出来事。
2000人なんて少し昔なら考えられない数字だったのに、千葉県の某店には6000人並んだ、なんてウワサも。
ホール側もそんなに並ぶなんて想定していなかったようで、結局入場にえらい時間がかかり、苦情が殺到したとか。
結局それだけ並んでも設置台数は1000台ちょい、6人に1人しか座れないわけで。
それをわかっていながらも並ぶってことは、ファンはそれだけ高設定、良釘の台が打ちたいってことでしょうね。
しかしちょっと残念なのが、次郎も並んだ大型イベント、結局入場が終わったのは10時の開店に対して11時過ぎ。
一般入場でのらりくらりとパチンコのシマへ行くと、ガラガラだったことです。
もともとパチンコにはあまり力を入れないホールだったからってのもありますが、朝イチは9割のファンがスロットへ行ってしまうってのは悲しいもんですな。
ここまで人が集まるようになったのは、ネットの普及による口コミの広がりが大きいでしょうね。ホールもイベントなんて大きな声で謳ってはいけないはずなのに、ウワサがウワサを呼んで、それだけの人が集まる。
入場方法が抽選だからそれだけ集まるんでしょうが、並び順に整理券が配布されるような店舗では、寝袋やパイプ椅子をしっかりと用意した徹夜組がいるのも決して珍しい光景じゃありません。
いやいや、そんなホールなんて見たことないよ。
……と思う方も中にはいるでしょう。
そうなんですよね、次郎が言いたいのは、ここまで賑わうホールと、そうでないホールの格差が大きすぎるということ。
では、大きな賑わいを見せられないホールはどうするべきか?
イベントを打てばいいじゃん!
まあ、そうなるわけですな。
しかしイベントは禁止のはず。そこで、ギリギリアウトなイベント告知をはじめてきているホールが増えてきています。
スロットで言えば、朝イチ全台チャンスゾーンスタートなんてホールもあれば、店内ポップに全○確定! なんて打ったり、朝イチの入場曲でイベント台を示唆してみたり。
とくに多いのは、「末尾が○日はイベントデー」というすりこみをお客さんにさせているホールですね。
末尾がこの日だけ、いつもと雰囲気が違うなぁ、というホールは、まあギリギリアウトではありますけど、やる気があるホール。次郎は大賛成です、ええ。
一方で、平常営業から頑張ろう、イベントは違反だから、危ないことはやめよう、そんな真面目なホールが苦境に立たされるという、なんとも皮肉な状況にはなってきていると言えます。
何をやってもダメなら、ギリギリを攻めてみよう、そういった決死の覚悟で生き残りを賭けているホールが息を吹き返してきているような、そんな印象ですね。
皆様の近くのホールでも、よーく見てみると、こんなせめぎあいが起きているかもしれませんよ。
いまや、勝てるホールで打つ……のは当然として、勝てるホールの勝てる日に打つ。それが立ち回りに必須になってきているような気がしてなりませんな。
というわけで今週はこの辺で。
それではまた来週お会いしましょう。