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盤面右上にインパクトある役モノを搭載した「CRフェアリーテイル」が藤商事から登場しましたね。
右打ち時の当たりがオール2200発、継続率も65%ということで、新装で大爆発してる台を見掛けたりもしましたが、一部で話題になっているのがこの台に搭載されている「小当たり」です。
「CR喰霊」でも同じような仕組みの小当たりが搭載されていましたが、なぜこんなに話題になるのかというと、激アツハズレからの小当たり、という仕様がゆえですな。
激アツ演出が出て、当たるかハズレるか、このボタンひと押しに人生がかかっている……!(次郎の場合)
そんな気持ちで押したボタンでハズレ、ふと見るとアタッカーがパカッパカッとやっているところを見ると、まるで台に「はーい残念でした、ハズレですよハズレ^^」なんて煽られているように感じてしまう。
わかる、わかりますよその気持ち。
潜伏確変搭載機であれば、フェイクとしての役割があるため小当たりの存在もわかるのですが、喰霊もフェアリーテイルも潜伏確変は非搭載。
じゃあ、なんで小当たりなんて搭載してんのって話です。
色々と理由はあるかもしれませんが、おそらくひとつの理由として考えられるのが、「抽選テーブルを変更する」という理由。
なんのこっちゃって、詳しい人から聞いただけの次郎からしてもなんのこっちゃなんですが、ひとつわかりやすい例を。
「CRサイボーグ009」の、小当たり後に移行するゼロゼロナインモードってわかりますかね。9ラインのまるでパワフルのような変動になるモードです。
あれも小当たりを契機にしてますが、特殊モードに移行しているのはわかりやすい。
特殊モードってのはすなわち通常時とは違う当たり方をします。
通常時では擬似3して長いSPをやって……という段階を踏むことが多いですが、特殊モードではノーマルリーチで当たったり、ごく短い時間で当たったりしますね。
こういった変動の時間というのはメイン基板で行われている処理。特殊モードに入れて、特殊な抽選を行いたいとなった場合、小当たりを契機にして、「抽選テーブルの変更」をする必要があるそうです。
フェアリーテイルもそうですね。
激アツハズレ後は「バトルに発展すれば超激アツ!」という特殊モードに移行します。
このモードでの変動を管理するために、小当たりでのテーブル変更が必要だった、と考えられるわけですな。
思えば大ヒットした「CRリング」の鏡図柄モード移行時も小当たりでパカパカしていたり、藤商事は昔から小当たりを演出と絡めようとしてきた感がありますね。
でもこのフェアリーテイルでの使い方は、ちょっと賛否出てしまうのもわかりますな。
激アツハズレで出現するため、仮に1/300程度の確率だったとしても、それが逆にガッカリの引き金になったりね。
思えば次郎、大当たり確率と小当たり確率が同じ1/399だった「CR北斗の拳 剛掌」で、小当たりが3回転連続で当たったときは、「なんでそっちの1/399がくるんじゃい!」なんて、唖然としたもんです。
我々打ち手ってのはワガママです。同じ確率であれば、それはそれで「なんでそっち引くねん理論」になってしまうため、気持ちいいもんではないんですよね。ハズレはハズレだし。
ただ、意味もなく小当たりしてるってわけじゃなくて、作り手側にも色々な理由があって小当たりを入れてるってことがわかっただけで、次郎はちょっぴり納得するのでした。
では今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。
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