昔はね、アホかってくらい朝から晩まで同じ台に座ってたもんです。プロが甘釘だからと終日粘る、そんなくだらないことじゃないです。
楽しい、好きだから朝から晩まで打つ、ただそれだけです。
そりゃね、初代牙狼やら、花の慶次やら、そういった一時代を築いた台はもちろん長いこと打ってきました。でも、自分にとっての名機ってそうじゃなくて、導入も少ないし、周りからの人気もそんなにないけど、なんか自分の波長に合う。
それもまた、歴史を作った機種たちと肩を並べた名機と呼びたいんですわ。
次郎がハマったのは、各メーカー1機種くらいずつは必ずあるんですが、初代カイジやマクロスF、戦国乙女、ナデシコなど、いわゆるこの辺は中堅どころと言ったところでしょうか。
あとはペルソナ3、バーストエンジェル、華牌、トムとジェリーなどなど……さほどヒットしなかったような台でも、次郎が朝から晩まで打ち込みたいと思い、
「そこは次郎の席だ! 開けとけ!」と別に誰も座る気配のない台を朝イチから台取りに走った覚えがありますね。
いやね、よく行くホールに、毎日朝から晩まで同じ台を打つおじさんがいるんですよ。
何の台を打ってるのかって聞かれると、またこれがわりとマニアックな台で、言ったら特定されてしまうかもしれないので言いませんが、本当に平日だろうが休日だろうが、毎日開店から閉店まで同じ台を打ってる。
当然大負けしてるでしょうけど、まあ年齢も行ってますし、おそらくこれまで貯めてきた貯金を使って、余生をそうやって自分の好きな台を打って過ごそうってのは悪くないことかなと。
ただ、次郎はこのおじさんのように、こんなに夢中になれている台がないな、と。
もちろん新台のサイクルが早い今だから、打ち込むまで至らずに終わってしまうということもあるかもしれませんが、波長が合う台が見つからないなと。
これって次郎がそういった尖った感覚ってのを失ってきてしまったのか、ぱちんこ台自体に問題があるのか、どちらかはわかりませんが、なんだかさびしい気持ちになったわけですな。
みなさんが夢中になった台はなんですか?
今、同じように夢中になれる台、出てますか?
■次郎の色んな意味で注目の一台
・平和「CRターミネーター2」
初当たりで2000発をゲットしたら、時短で引き戻せば4000発ついてくるという、一発台をデジタルにしたようなスペック。
もうね、こういうシンプルなスペックが一番アツくなれるんじゃないかな。
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。