カタンの開拓者
ドイツ

言わずと知れた人気ゲーム「カタン」のルールです。

【目的】
カタン島に降り立った4人のプレイヤーが、その島で穫れる資源をもとに、
開拓地(俗称:家)や都市を建設し開拓する。最も開拓をしたプレイヤー1人が勝者となる。

勝利条件:一番早く10ポイントに到達し、勝利を宣言する。


【初期配置フェイズ】
1番手のプレイヤーから順番に初期配置を行います。
6角形のタイルの頂点に家を置き、その家に隣接して道を1本置きます。
そのタイルの数字ができると対応する資源が算出されるので、
この初期配置フェイズは、カタンで非常に重要な要素を占めることになります。

各自2周り、初期配置を行います。
(1→2→3→4→4→3→2→1の順。)

※6角形の頂点に隣接する場所に、家を置くことはできません。

各自2ポイントからゲームが始まることになります。


【サイコロフェイズ】
初期配置が終わったら、1番手のプレイヤーはサイコロを振ります。
その目のタイルに家が置かれているプレイヤー全員に対応する資源が算出されます。

※後述する発展カードは、サイコロを振る前にも使用は可能です。


【交渉フェイズ】
自分のカードを、他プレイヤーと交渉することができます。
1枚と2枚という交渉も可能です。
同じ資源が絡んだ交渉はできません。
足りない資源を互いに補い合いましょう。
この、交渉がカタンの醍醐味であり、交渉の上手いプレイヤーが即ちカタンの強さとなります。
上手く相手とWINーWINを築き、有利に立ちましょう。


【建設フェイズ】
建設コスト表に書かれた建設を、自分のターンなら何度でもできます。

〇建設コスト表
道→木、土
開拓地(家)→木、土、麦、羊
都市→麦2、鉄3
発展カード(俗称:チャンスカード)→麦、羊、鉄

※家を建てる為には道が2本以上つながっていなければなりません。


【ターン終了】
全ての行動が終わったプレイヤーは、ターン終了を宣言してください。
2番手のプレイヤーに番手が移り、これを繰り返し行います。
※交渉フェイズと建設フェイズは順番が逆でも構いません。また、建設後、交渉をすることも可能です。

※10ポイントになった時点で宣言をしたプレイヤーの勝利となります。


【その他のルール】
〇盗賊とバースト
7の目が出ると、8枚以上の手札を持っている全てのプレイヤーはカードを半分にします。(バーストと言います。)
9枚の場合は4枚を捨て、5枚を手札にします。捨てるカードは任意です。
また、7を出したプレイヤーは盗賊をタイルに置きます。そのタイルに絡む家を持っているプレイヤーからランダムにカードを1枚奪います。
(複数いる場合はどちらかから1枚。)
さらに、盗賊がいる間は、そのタイルからの資源は算出がされません。
とってもとっても邪魔です。
この盗賊をどこに置くか、また置かれないようにするか、がカタンの重要な要素となります。

〇貿易と港
通常、プレイヤーは自分のターンで、同じカード4枚を好きなカード1枚に交換することができます。
(初めから全てのプレイヤーが持っている能力です。)
カタン島の貿易港に家を建てると、その貿易港を使用することができます。
例えば、3:1港に家を建てると、通常の4:1が3:1になりお得です。
その他資源限定の2:1の貿易港があります。

※建設をしたその瞬間から貿易港の効果が使用できます。

〇発展カード(チャンスカード)
チャンスカードは、1ターンに1枚だけ使用が可能で、引いた次のターンから使用ができます。
サイコロを振る前でも後でも使用が可能です。(騎士しか先に使うメリットはありません。)
25枚のカードがあり、内訳は下記の通り。

騎士(14枚)→盗賊を退治できるカードです。
街道建設(2枚)→道を2本作れます。
発見(2枚)→好きな資源を2枚手に入ります。
独占(2枚)→全てのプレイヤーから1種類だけ全ての枚数が自分のもとに集まるという最強カードです。
ポイント(5枚)→持っているとポイントになるカードです。勝利宣言の時のみオープンされます。(大学、図書館などと書かれていますが、効果は同じです。)

〇最長交易路(ロンゲストロード:通称ロンゲスト)と、最大騎士力(ラージェストアーミー:通称ラージェスト)
5本以上の最も多くの道をつなげたプレイヤーにはロンゲスト、
3枚以上の最も多くの騎士を使ったプレイヤーにはラージェストの称号が与えられ、2ポイント入ります。

この2ポイントは変動制で、現時点でも最長または最大のプレイヤーが保有します。
10ポイントを取る上で、重要な要素となります。


戦略と交渉で、10ポイントを獲得しましょう!


記事作成者:社団法人ボードゲーム カタン池袋リーグ しんちゃん、岩田会長