ラーマガ限定「NAKED」#072
麺処若武者ASAKUSA『極上上湯麺』
ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月１軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。それが「NAKED」なのです。
第72作目は浅草の新店『麺処若武者 ASAKUSA』が登場！福島の本店で人気を博している「極上上湯麺」が、ついに東京初登場。中国料理の技法を駆使した上湯をベースに、ラーメンらしく仕上げた究極のNAKEDが東京でも食べられることに。ラーメンマニアは必食です。
山路力也
今回のNAKEDは６年にして初めて既存のメニューが登場となる。福島二本松の人気店『麺処若武者』の冬季限定メニュー「極上上湯麺」が、まさにNAKEDそのものの「かけラーメン」。このラーメンが食べたくてわざわざ都内や県外からも多数ラーメンファンが駆けつけるという人気の逸品。それが今年オープンした浅草店で食べられることとなった。
店主の山本さんは、ラーメン店を開業する前は長年中国料理の世界で腕を磨いてきた人物。その中国料理のスープの一つである「上湯（シャンタン）」をラーメンに応用した。上湯スープは金華ハムなど高級食材を使うだけでなく、抽出する上でも高度な技術と手間ひまが必要なスープ。よってラーメンで表現するのはほぼ不可能に近い。それを敢えて1,000円というラーメンの価格帯ギリギリで提供している。
金華ハム、福島産エゴマ豚、福島産伊達鶏の肉を大量に使ったスープは、骨の旨味とは異なる肉の旨味が凝縮されたもの。中国料理の上湯そのままだと上品に仕上がり過ぎてラーメンには不向きだが、敢えて雑味が加わるような工夫を施すことにより、しっかりとラーメンとして成立するスープに仕上げてある。このあたりは中華、ラーメンの両方を究めた山本さんならではのバランス感覚だろう。
今回のメニューは塩か醤油を選べるのだが、上湯の味をしっかり味わって欲しいので、まずは塩味をお勧めする。そして二回目に醤油を食べてみてはどうだろう。きっともう一回食べたくなるはずだから。
山本剛志
かけラーメンを創作してもらってきたラーマガ「NAKED」だが、7年目にして初の既存メニューが登場である。福島県二本松市で創業10年を数える「麺処若武者」が9年前から提供しているのが「極上上湯麺」。私は本店で食べた事がある。かけラーメンで1000円という値段に自信の程を感じたが、中華料理の技法である「上湯」を丁寧に行い、その上質さに食べて驚いた。「NAKED」開始以降もこの味を紹介したいと思っていたが、「麺処若武者」が東京浅草に出店と聞いて、山本店主に早速依頼.
本店でも用いる食材の旨みが十分に凝縮される冬を待っての商品化とあいなった。
福島県産の伊達鶏やエゴマ豚に、金華ハムも加えて煮込んだスープを、丁寧な技で磨き上げた上湯スープ。ラーメンスープとしての味わいを出すために、上品になりすぎないように味も調整している。中華の技を活かしながら、ラーメンとしての魅力を最大限に引き出している。麺とスープがしっかり絡み合っているので、ネギの入る隙間もないという完成度の高い一杯。かけラーメンで1000円という値段に驚く人もいるかもしれないが、食べればこれだけの一杯をたった1000円で提供している事に驚くことになるだろう。
今回の極上上湯麺は「塩」と「醤油」の２種類から選べる。上湯らしさを存分に楽しみたいなら「塩」、ラーメンらしさの安定感を味わいたいなら「醤油」かもしれないが、どちらも食べてほしいのがホンネの所だ。
【NAKED #072】
麺処若武者 ASAKUSA（東京都台東区西浅草2-27-12／つくばエクスプレス線「浅草」駅より徒歩１分）
「極上上湯麺」1,000円 ※一日10杯限定
販売期間：12月16日（月）〜1月31日（金）
※一日10杯限定の販売となります。売り切れの場合はご容赦下さい。
※塩味、醤油味から選ぶことが出来ます（写真は塩味です）。
※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です。
※店員に現金で注文してください。
※若武者本店（福島県二本松市本町2-86-1）でも提供されています。
