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去年の「ゲス不倫」ブームとは何だったのか
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去年の「ゲス不倫」ブームとは何だったのか

2017-05-15 11:59
    エアバックのリコール修理に行って来たら大変なことに。
    露木行政書士事務所・露木幸彦と申します。

    エアバックの交換中に全く関係ないエアコンの部品を
    壊してしまったそうで部品が届くまでの3ヶ月間、冷暖房が利かない状態に。
    せっかく台風のなか足を運んだのに・・・



    さて、ここからが本題です。

    前回は不倫経験者226人(男性46人、女性180人)に行ったアンケートについて
    結果の詳細を公開しましたが、今回は中身の分析です。


    このメールのバックナンバーは「ブログ」で読むことができます。
    http://ameblo.jp/yukihiko55/



    ここまでアンケートの結果を紹介してきましたが、
    あなたが真っ先に知りたいことは「不倫の言い訳」ではなく
    「不倫の動機」ではないでしょうか? 



    それなのにタレントのベッキーさんは
    ゲスの極み乙女・川谷絵音さんとの不倫が報じられたとき、
    前もって2人で「友達で押し通す予定!」を示し合わせた上で
    謝罪会見のなかで嘘を並べたせいで、テレビ等のレギュラー出演を
    すべて失い、今だに完全復帰できず。


    また歌舞伎俳優の中村橋之助さんは芸妓との不倫が報じられたとき、
    「今は襲名披露公演に集中させて欲しい」と連呼し、
    家庭より仕事を優先することで、妻に許してもらい、事なきを得たり。



    そして落語家の桂文枝さんは20年来、親密な関係にあった女性の存在を
    報じられたとき、「娘のような関係で応援していただけ」と苦しい弁解に終始し、
    20年も尽くし続けた女性への言葉はないまま風化させたり。





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    そんなふうに煮え切らない釈明ばかり聞かされ、
    結局「なぜ不倫に走ったのか」に触れないまま、
    最大関心事には修正液でがちがちに塗り固められ、
    「部外秘」のスタンプをぽんと押されているかのようでした。



    しかし、今回のアンケートでは不倫経験者226人の生証言を
    採用することで、今回は不倫では起こりがちな「大人の検閲」を
    とことん撤去し、徹底的に「見える化」を目指しました。



    今回のアンケートでくっきりと浮かび上がったのは、
    不倫が「魅力的な恋愛」だと感じる人には2つの共通点があること。



    1つは男女問わず「心のなかが空白や隙間だらけ」。



    もう1つは「ムラムラしている男」と「ドキドキしたい女」が
    引き寄せられることですが、



    例えば、恋をしたいだけのアラフォー女性が
    「ワンナイトラブ」思考のチョイワル男性と付き合っても
    「やり逃げ」されるだけだし、



    子煩悩なパパが「性のはけ口」を追い求めたせいで、
    アラサー女性を本気にさせた場合、離婚を求められ、
    理想の家庭をボロボロにされるのがオチ。



    これは男女間における「思考回路のズレ」がもたらす不幸の典型例です。



    イメージしてください。


    今まで不倫とはギリシャ神話の「パンドラの箱」と
    そっくりでした。



    もしも興味本位でうっかり箱のなかを覗こうものなら、
    身の周りに災いが降りかかるのです。



    だから「絶対に開けてはいけない」というルールが神話形式で
    後世に語り継がれているのです。



    一方、不倫における「暗黙の了解」とは何でしょうか?
    それは「不倫のメリット<デメリット」という方程式のことです。


    このバランスが崩れた途端、倫理観の欠如、法律違反、
    家庭崩壊といった「災い」がどんどん降りかかるので先祖代々、
    言い伝えられてきたのです。『絶対にやってはいけない』と。



    それなのに「パンドラの箱」をご開帳した上、さらに箱の中身を
    「ガサ入れ」したのが今回のアンケートの核心。



    不倫という裏社会のタブーを公衆の面前でさらさなければ、
    ゲス男(女)が続出するばかりではないでしょうか?




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    他人事から自分事へ。


    転換のきっかけは4年前のNHKドラマ「セカンドバージン」。



    鈴木京香さん演じる40代キャリア女性(バツイチ)が
    一回り年下の男性社長(既婚)と出会い、不倫の喜びに
    目覚めるという話ですが、これは前代未聞。


    なぜなら、不倫は列記とした法律違反(民法709条)なのだから。


    それなのに国民の受信料を使い、誰が見るか分からない公共放送の画面で
    「違法行為の魅力」をたれ流したのだから・・・



    最終回の視聴率は初回の2倍以上(5%→11%)に跳ね上がる
    「セカバー現象」を巻き起こしたのは記憶に新しいところで、



    2年前にはフジテレビの連続ドラマ「昼顔?平日午後3時の恋人たち?」が
    火をつけ、昨年も不倫をテーマにした連続ドラマが3本も放送されており、
    (「せいせいするほど、愛してる」「僕のヤバイ妻」「コントレール~罪と恋~」)



    もはや「不倫」の二文字を目にしない日はないくらい。




    つまり、不倫はもはや「一部の人間の火遊び」「対岸の火事」ではなく、
    「明日は我が身」なのだから、不倫の被害者、加害者予備軍だけでなく
    単なる傍観者も不倫に至るまでの思考回路を知っておくべき時代なのでしょう。




    (次回に続く)

    現在私が執筆しているダイヤモンドオンラインの連載
    『実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」』ですが
    おかげ様で37回目が公開されました。

    今回は『「養育費足らんから子ども1人いらん」
    強欲元妻から面会権を奪還した一手とは』です。

    男性はもちろん、夫の作戦を守って知りたいという女性にも
    役立つ内容です。立場を逆にすれば、きっと応用できるはず?!

    ぜひぜひご覧いただければ嬉しいです。

    http://diamond.jp/articles/-/100784

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