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妊娠中の不倫は99%、離婚に至る本当の理由
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妊娠中の不倫は99%、離婚に至る本当の理由

2017-06-26 15:42
    ちょうど梅雨の真っ只中で、うじうじ、じめじめ、
    じっとりと変な汗がまとわり付きますね。
    行政書士の露木幸彦と申します。



    昨年は「ゲス」と名のつく不倫が世間を賑わせましたが、
    数あるなかで最もゲスなのは「妊娠中の不倫」ではないでしょうか?


    なぜなら、お腹のなかで育っている子どもの種の主は夫なのに、
    当の夫は別の女にも種付けをしており、
    妻に最中の姿を想像させるのだから。

    やはり、妻のショックはあまりにも大きく、
    怒りの矛先が胎児に向けられ、夫の子を宿していることを
    許せなくなり、堕胎を考え始めることも珍しくありません。

    だからこそ私が今まで相談に乗ってきた
    「妊娠中の不倫」の案件では、十中八九は離婚しています。

    ところで昨年、タレントの小倉優子さん、安田美沙子さんは
    妊娠中にも関わらず、夫の不倫が報じられたのですが、
    どちらも「離婚しない」道を選んだことに私は非常に驚きました。

    私が危惧しているのは2人が「妊娠中の不倫」をあっさりと
    許してしまったことで

    「妻が妊娠しているから、ちょっとぐらい遊んでも大丈夫でしょ。
    もしバレても謝れば済むんだから」と男性陣が勘違いすることです。



    「すごくショックでしたし、腹立たしい気持ちでいっぱいでした」
    「夫はとても反省しています」
    「これから産まれてくる子どものことを第一に考えていきます」


    そんなふうに小倉さん、安田さんが公表したコメントには、
    自分(妻)の感情は押し殺して、子どものために夫を許すと
    いう点で共通しているのですが、

    「妊娠中の不倫」を乗り越えるのは
    決して簡単なことではありません。


    例えば、夫は弱みを握られているので何も言えなくなるし、
    妻は少しでも気に入らないと「不倫した分際で何なの!」と
    蒸し返してくるし、何より不倫の過去を引きずったまま
    夜の営みを行うことは難しいので早々とセックスレスに陥るのです。


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    このように一度、入ってしまった夫婦間の亀裂は、
    互いの努力で埋めようとすればするほど逆に広がっていき、
    一時的に離婚を回避できたとしても、結局、数年後に離婚に
    至ることが多いのです。


    今回は男性陣の反面教師にしてもらうため、
    「妊娠中の不倫」が原因で即、離婚した夫婦、
    数年後に離婚した夫婦の二つの相談実例をあえて紹介しましょう。
    まずは「妊娠中の不倫」を経て産後にすぐ離婚した夫婦の話です。




    「いっそのこと(胎児を)堕してしまおうか…
    そう思ったことは一度や二度ではありませんでした。」


    そんなふうに「妊娠中の不倫」という悪夢を振り返ってくれたのは
    川本千夏さん(28歳)さん。


    「結婚しよう。子どもが欲しいんだ。」


    千夏さんは彼と付き合い始めると、彼はそんなふうに甘い言葉を
    囁き続けたそうで、千夏さんも彼のことを信じて体を許したのですが、
    1回目の交わりで彼の子を身ごもったのは、さすがに想定外。


    2人はまだ付き合い始めて4ヶ月でしたが、
    千夏さんの妊娠をきっかけに彼と籍を入れ、
    一緒に暮らし始めたのです。

    「妊娠中」は女性にとって人生最良の時間なのに、
    彼のモラルハラスメントのせいで最悪の時間へ転落していったのですが、
    何があったのでしょうか?


    千夏さんはつわりが酷い日は何も動けず、
    彼に洗濯や掃除、買い物を頼んだのですが、
    彼は千夏さんの体を心配してくれるどころか、
    「甘えるな!」「何様のつもりだ」「女のくせに偉そうに」と
    一喝し、力仕事すら手伝ってくれなかったそう。


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    千夏さんも妊娠中で気持ちが不安定になっていたので、
    彼の傍若無人な振る舞いに我慢できず、「何なのよ!」と
    言い返してしまい、2人の間では喧嘩が絶えなかったのです。

    「妊娠していたので、特に涙もろくなっていたのでしょうか。」

    千夏さんは当時の気持ちを振り返ってくれましたが、
    彼のモラハラに悩まされ、毎日のように泣いていたそうです。

    彼と結婚してしまったことを早々と後悔する日々…
    しかし、千夏さんはもはや1人ではありません。

    胎児を身ごもっており、2人の人生を背負っているのに
    一存で別れるわけにはいかず、とにかく「離婚」という
    二文字だけは口にしないよう気を付けていたのですが、
    彼が「超えてはいけない一線」を超えてしまったのは、そんな矢先のことでした。



    千夏さんは妊娠してから今日まで、
    彼が身体を求めてこないことを疑問に感じていたようで、
    どうしても気になって彼のスマートフォンを覗いたところ、
    発見してしまったのです。


    スマートフォンの写真フォルダに「女とツーショット」が
    保存されているのを。彼が右手で自撮りをしたようで、
    2人とも肩より下の姿がどうなっているのかアングル的に
    難しかったようです。



    (次回に続く)

    現在私が執筆しているダイヤモンドオンラインの連載
    『実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」』ですが
    おかげ様で43回目が公開されました。

    今回は『ムスコン母大暴走!夫婦喧嘩に口出し、家計介入で妻たちの生き地獄』です。

    男性はもちろん、夫の作戦を守って知りたいという女性にも
    役立つ内容です。立場を逆にすれば、きっと応用できるはず?!

    ぜひぜひご覧いただければ嬉しいです。

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