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「結婚不適格者」と結婚した彼女の悲劇
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「結婚不適格者」と結婚した彼女の悲劇

2017-07-03 15:58
    先日は平井堅さんのツアーファイナルに参戦してきました。
    行政書士の露木幸彦と申します。

    縦横無尽に照らされるライトのまぶしさ、東西南北から響き渡る音響のドキドキ感
    そしてキレキレのダンスで魅了する踊り子の美しさ・・・武道館は2年ぶりだったので
    すべてが懐かしい感じ。セカチューの曲しか分からなかったけれど(苦笑)
    大満足でした。

    さて、ここからが本題です。


    さて前回からの続きです。
    昨年、世間を賑わせた「ゲス不倫」ですが、最もゲスなのは
    「妊娠中の不倫」ではないでしょうか?


    タレントの小倉優子さんは最終的に離婚し、
    そして安田美沙子さんはまだ結婚生活を続けているようですが、
    時間の問題でしょう。


    なぜなら、私が今まで相談に乗ってきた案件では、
    十中八九は離婚しているからです。


    どうして妻の妊娠中に夫が不倫をすると、夫婦はやり直すことができず
    最終的には離婚に至るのでしょうか?


    川本千夏さん(28歳)のケースをもとに
    話を進めましょう。


    このメールのバックナンバーは「ブログ」で読むことができます。
    http://ameblo.jp/yukihiko55/




    千夏さんは妊娠してから今日まで、
    彼が身体を求めてこないことを疑問に感じていたようで、
    どうしても気になって彼のスマートフォンを覗いたところ、
    発見してしまったのです。


    スマートフォンの写真フォルダに「女とツーショット」が
    保存されているのを。彼が右手で自撮りをしたようで、
    2人とも肩より下の姿がどうなっているのかアングル的に
    難しかったようです。


    しかし、背景に映り込んでいるのは、
    まるでエジプト王宮の寝室のような装飾のベットだったので
    撮影場所がラブホテルだということは明らかでした。

    それなら2人は一糸まとわぬ裸体なのでしょうし、
    撮影時間は性交渉の前もしくは後だということは
    想像に難くありませんでした。

    ところで千夏さんは身重な体なのに、今まで夫の車を
    運転させてもらず、そのことを不信に思っていたのですが、
    もし、彼が車で女を送迎していたのなら、
    千夏さんを車から遠ざけるのは当然でしょう。


    なぜなら、車内の様子(化粧や香水の残り香、落ちた髪の毛など)や
    ETCの履歴、ガソリンの減り方などから
    不倫の足取りを捕まれると困るからです。


    セミナーDVD
    『モンスターを退治して、一刻も早く「自由」と「お金」をゲットする6つの方法』
    http://www.tuyuki-office.jp/seminar0212-dvd.html




    元を正せば、千夏さんのお腹のなかにいる子どもは、
    千夏さんの女性器に彼の男性器を挿入し、射精して、
    身ごもったのですが、写真のなかで彼が挿入している先は
    千夏さんではなく別の女…


    そんな汚らわしい裏切り行為を目の当りにすれば、
    ただならぬ嫌悪感に襲われ、彼の子を妊娠していることに
    拒絶反応を起こし、「堕胎」が頭をよぎるのは無理もありません。


    千夏さんは「彼女(不倫女)を呼んで3人で話がしたい」と
    頼んだのですが、彼は「ふざけるな!」と断固拒否。

    せめて彼が「彼女とは別れたから、お前とやり直したい」と
    言ってくれれば、怒りを静めることができたかもしれません。

    しかし、彼女と今でも続いているのか、
    すでに終わったのかさえ分からず…


    それなのに彼は今まで通り、悪気もなく家に帰ってきて、
    千夏さんの用意した夕飯を食べるという生活を続けたのです。



    千夏さんが何より頭にきたのは、彼は外で別の女と遊んでいるにも
    関わらず、彼の言葉や態度から、罪悪感や劣等感が
    全くにじみ出ていなかったこと。彼が多少でも悪いと思っていれば、
    千夏さんに優しく接することでカモフラージュしようとするでしょう。


    しかし、前述の通り、彼は不倫の事実を棚に上げて
    暴言を吐き散らかしており、さらに不倫が発覚した後も、
    彼の千夏さんへのモラハラは何も変わらなかったのです。



    妊婦に気を使えないような男が、産後に気を使ってくれるでしょうか。




    千夏さんはこれ以上、彼と同じ空気を吸うことが心理的に
    耐えきれなくなり、ようやく「離婚」の意思を固め、
    実家に戻ったのです。


    彼が千夏さんの実家を訪れ、謝罪し、妻子を連れ戻そうとすれば
    離婚という最悪の結果は免れたかもしれませんが、
    里帰り先に彼が顔を出すことはなく…


    千夏さんは彼のモラハラ、不倫、そして逆ギレを乗り越えて無事、
    出産に漕ぎ着けたのですが、まだ産後で肉体的にも精神的にも
    万全ではないなか、彼の後始末をしなければならず、
    メールのやり取りを繰り返し、離婚届の署名、養育費の約束、
    そして慰謝料の支払を済ませることができたのは出産から6ヶ月目のこと。


    「娘が元気に育っていることだけが救いです。
    今でも不倫のことが、ふとした瞬間にフラッシュバックするのは
    苦痛ですが」

    千夏さんはそんなふうに苦笑いしながら、
    これかでも1人で子育てを頑張っていくことを約束してくれました。


    「今思えば、私は彼の出世のために利用されたのではないでしょうか」

    千夏さんは「そういえば」と前置きした上で、
    当時のことを回顧してくれましたが、
    彼はそのとき39歳。


    もうすぐ不惑だというのに今だに独身では、
    周囲から半人前の烙印を押され、年下の部下に示しがつかず、
    出世コースから外れることを気にしていたのでしょう。


    だからこそ千夏さんと付き合い始めて間もない頃から
    「早く結婚したい、子どもが欲しい」と言い続けたのです。

    このように考えると彼は千夏さんのことを「出世の道具」と
    して思っておらず、単なる道具に対する愛情は薄いので、
    気にかけることはなかったのでしょう。

    「だから妊娠してから私のことを抱かなかったのではないでしょうか。
    最初から他に遊べる女がいたんでしょうが…」


    『ゲリラ離婚』回避マニュアル
    ~周りの人間を心理誘導し、「昨日の敵は今日の味方」を実現する3つの方法~
    http://www.tuyuki-office.jp/gerira.html 



    千夏さんは自分のことを冷静に客観視できるほど
    気持ちの整理ができたようですが、彼がモラハラや不倫、
    逆ギレをせず、当たり前のことを当たり前にしていれば
    計画通りだったのでしょう。


    結局のところ、妊娠中なのに妻に逃げられ、
    産後に別れを切り出され、離婚後に養育費や慰謝料を
    支払っているのだから、彼は社内で「結婚不適格者」の
    レッテルを貼られてもおかしくはないでしょう。


    このように彼の計画は裏目に出たのは完全に自業自得ですが、
    そのせいで彼にとって何より大事な「出世コース」が
    台無しになったことで千夏さんは少しばかり溜飲を下げたようです。



    (次回に続く)

    現在私が執筆しているダイヤモンドオンラインの連載
    『実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」』ですが
    おかげ様で44回目が公開されました。

    今回は『知人宅で酔った彼女がレイプ被害、怒りの彼氏がとった苦渋の行動』です。

    男性はもちろん、夫の作戦を守って知りたいという女性にも
    役立つ内容です。立場を逆にすれば、きっと応用できるはず?!

    ぜひぜひご覧いただければ嬉しいです。

    http://diamond.jp/articles/-/110855
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