2016年もたくさんのモノ、味、そしてカルチャーと出会い、気に入ったものを購入してきた。そんな中から、これが今年のナンバーワンだ! と自信を持って紹介できるものを、テーマで区切り、4回にわたってお送りする。
Part 2のテーマは「モノ(家そと)」。ではさっそく紹介に移っていこう!
SLOW-DOUBLE OIL LONG WALLET by 武田
アウトドアブランド・and wanderのキューベンファイバーできた財布を愛用していた昨年。実家に帰省した際に、母親にゴミと間違えられ捨てられかけた。軽量でタフな新素材の文脈は、残念がら彼女には届かなかった。そんな折にぶらぶらと新宿に新しくできたランドマーク・NEWManを歩いていたときに目が入ったのがこちら。7枚のレザーをプレスしたというマチの部分に惹かれて購入。経年変化を楽しみたい。
Vivitar Series 1 440PZ by レオ
アメリカに旅行した際に立ち寄ったDeseret Industriesというジャンク屋で、3USドルで購入したフィルムカメラ。ずいぶんと雑に陳列されていたが、38-70mmのズーム、フラッシュやAF、無限フォーカス付きと意外にもハイスペック。調べてみると、一部でカルト的な人気を誇る(らしい)メーカーのカメラと分かり、そのミステリアスさも気に入っている。現在1本目のフィルムを消費中。現像がとても楽しみだ。
ORPHICのシューズ(CG2 HQ) by 緑川
スニーカーの人気がとどまるところを知らないなか、ソールの珍しいデザインに惹かれて購入。幅広の足でも締め付けられないデザインだし、人とあまり被らないのが気に入っている。同ブランドのサンダルもあるので気になっている。
SUNNTO CORE ULTIMATE BLACK by 武田
個人として携帯電話を所有してからはや20年弱。腕時計というのは男性社会の象徴のようで、自分の中ではむしろ無駄でダサいものとしてカテゴライズされてきた。しかしスマートフォンが一般化して以降、ぼくは取材時にボイスレコーダーをメインに、万が一のためにiPhoneで取材音源を録音するようになった。するとどうだろう。咄嗟のタイミングでインタビュイーに悟られないよう、残りの取材時間を確認することができなくなったのだ。晴れてここに初めて腕時計の需要が生まれ、わくわくしながら購入。2月の奥飛騨での撮影や台湾の熱波をなんなく乗り越え、早くも相棒気分。
BJ COMBI COM-543NT by 拓郎太
HP内にある「クラフトマンの矜持」と題したコンセプトを見て、購入を決意した。眼鏡職人たちの作り上げる一本一本に対する熱い思い、アメリカンクラシックへの敬意を感じ取れる。ひとつひとつのフレーズがとにかく熱い。ぜひ一度読んでみて欲しい。そんなBJの、フレームの軽さが抜群で、ラグジュアリーな雰囲気を出してくれる一本。
VINTA camera bag by 岸田
カメラマンをしている同居人が機材をバックパックの無造作に詰め込んでいるのになんだかドチドチして、誕生日プレゼントはカメラバッグにしようと決めていた。なかなかこれだと思えるものがなかったけれど、ある日兄弟メディア・ライフハッカー[日本版]の記事によさげなものを発見。バッグの感想を求めると、「とにかく、カメラバッグなのにおしゃれ。見た目は小さいかなと思うけれど意外とものが入るし、コンパクトで重さを感じない。バッグ自体が小さくてそもそも軽いのがよい。ただ、しつらえにやや難あり。フックが取れても、アメリカから返品交換していると時間がかかってしまうのがネックかも(韻が踏めました)」とのこと。
teva ARROWOOD EVO WP by 武田
好みのデザインだったので、そのコンセプトや使用されている素材が気になって一度調べたらまんまとFacebookにターゲティングされ、広告が連日表示されるようになった。そうなると気になるもので、ふと通りかかったシューズショップなどで在庫を確認してもらうも、自分の足にあった28センチのものがなかなかない。そんな時、なぜか足を運んだひなびたアウトドアショップで見つけた。ウォータープルーフ感はいいのだが、こんな冬ですらちょっと蒸れ気味なのが気になるところ。小上がりや座席での忘年会の日には履くことを避けている。
REN カーフスキン・L型ウォレット by 拓郎太
蔵前にある「REN」という店が気になっていた。確かに革製品だけど、生活に馴染むようなカジュアルさがあった。財布はデカすぎず、小さすぎないサイズ感のものがいい。RENにある財布はバッチリすぎる財布だったので、即購入。使いこむほどに表情が変わるらしいので、今後もずっと愛用していきたい一品。
以上、ROOMIE編集部員が選んだ2016年買ってよかったシリーズ モノ(家そと)編。話題のファッションアイテムから、こだわりの一品まで、さまざまなモノが出揃った。気になるものがあった方は、ぜひ手に入れて実際に使ってみてほしい。