米ポートランドの醸造所兼ビアバー「Solde Kaffeebar」のように、素敵な街には、人々の活気に溢れ、楽しく幸せな空気感に包まれる場所があるものだ。

福井の繁華街・片町エリアにある「ターナーミルクペイント」のゴールデンレッドをチョイス。これまで「Flat Kitchen」のドアやカウンター、壁などをDIYでペイントしてきた藤原さんによると、「ターナーミルクペイント」が特にオススメだそう。色がやわらかく、初心者でも比較的扱いやすいという。


まず、粗い目の「耐水ペーパー(粒度100)」と細かい目の「紙ヤスリ(粒度240)」を使って、天板の表面を磨いていく。水平に速く磨くなら、紙やすりを端材やかまぼこ板に巻き付けるのがコツだ。

テーブルのコーナーにやすりをかけると丸く仕上がり、やわらかな印象に。紙やすりでテーブル全体を磨いたら、乾いた雑巾で表面を拭き、ゴミやホコリを取り除いておく。

そして、いよいよペンキ塗り。あえてムラをアクセントにするのもDIYならではの味だ。藤原さんは、お客さんが着席したときのシチュエーションを想像し、木目に対して垂直にブラシ跡を入れていく。

テーブルの脚は、手元にあるペンキを使ってマットブラックに。天板、脚ともに一通り塗り終わったら、乾かして二度塗りする。2〜3時間程度で、ローテーブルのリメイクが完了だ。

真っ赤に生まれ変わったローテーブルは、カフェスペースのソファーともベストマッチ。これから、ここを訪れるたくさんの人たちがこのテーブルを囲み、時を刻んでいくのだろう。

そのほか、こんなプチDIYも。

『カウンターであやしく光る試薬瓶』


季節の花がお客さんを迎えるカウンターで一輪挿しとして使っているのは、江戸時代創業の薬局から譲り受けた試薬瓶。瓶の下に小さな照明を置くことで、褐色のガラスに光が通り、艶っぽい表情をみせる。

『ちょうちんを墨筆で大胆アレンジ』


安価な紙ちょうちんを“キャンバス”に見立て、墨をつけた筆で自由に描けば、個性的なちょうちんに早変わり。ちょうちんに明かりを灯すと、墨の模様が際立ち、切り抜き模様のサクラの影がのれんに美しく映る。

身近なモノにひと手間加えることで新しいニュアンスを生み出すのが、藤原さん流の“DIY”。この発想やアプローチは、DIY以外でもぜひ真似してみたい。

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