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札幌の建築家が、船のスクリューに使う銅合金で作り上げた酒燗器セット
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札幌の建築家が、船のスクリューに使う銅合金で作り上げた酒燗器セット

2017-07-12 10:00
    クーラーをガンガンに効かせた部屋でいただく、熱燗が好きだ。夏なのに、冬をちょっと先取りしたかのような不思議な気分に浸れる。

    東京ビッグサイトで7月5日~7日に開催された「DESIGN TOKYO – 東京デザイン製品展[夏] -」にてROOMIE編集部が発見した商品「燗銅」は、家で熱燗を嗜む時間がちょっと楽しくなるアイテムだ。


    銅合金の特性である熱伝導の良さを活かした、酒燗器・チロリ・お猪口・キャンドルホルダーのセットで展開する「燗銅」。

    仕上げに着色などは使用せず、経年による色の変化が渋みと愛着を生むようなつくりに。内部には錫引きを施しているため、口当たりの良いお酒を楽しむことができる。

    薄暗い中にある火を眺めながら、ちょうど良い温度の日本酒を飲む。

    ぼんやりと、贅沢な時間を味わいたい。

    この「燗銅」は、札幌のデザイン事務所オチュカデザインの建築家・大塚さんが、鋳造を行う渡辺合金鋳造所と共に作り出したもの。

    素材である「銅合金」は銅、アルミニウム、鉄、ニッケル、マンガンを合わせたアルミニウム青銅という合金で、日本では取り扱う工場が少なくなっている船のスクリューに使われている。

    いまでは、そもそも銅合金を扱う工場が少ないという。つくり手の熱い想いと素材の良さから、「この技術を残したい」と始まったプロジェクトなのだ。

    今後製品をブラッシュアップさせていき、製品化・販売は来年の予定とのこと。建築家と鋳造所が出会い生まれた逸品、期待して待ちたい。

    燗銅 [オチュカデザイン/渡辺合金鋳造所]
    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2017/07/391041/
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