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ソファの「硬さ」で過ごしやすさが変わる?インテリアスタイリストが教える、正しい家具の選び方
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ソファの「硬さ」で過ごしやすさが変わる?インテリアスタイリストが教える、正しい家具の選び方

2018-01-12 06:00
    ドタバタしていた年末が終わり、さらにドタバタする1月に突入。難なくこなしてバレンタイン・ホワイトデーを経ると、すぐさまやってくるのが新生活だ。

    引っ越しする方はもちろん、そうでない方も、模様替えをして、フレッシュな気持ちで新生活を迎えたい。

    今回ROOMIE ADVISERの窪田俊さんに教えてもらったのは「家具の選び方」について。ソファ、テーブル、テレビボード……一般的に生活に必要なものをピックアップして、それぞれの選び方をご紹介。“なんとなく”デザイン重視で購入して失敗したという方や、これから新生活に向けて家具を調達したい、という方は必見だ。

    インテリアスタイリスト・窪田俊
    インテリアショップを経てインテリアスタイリストとして活動中。スタイルの枠にとらわれず様々なものを組み合わせた自由な提案を住空間や雑誌・広告等の場にて行っている。Instagram :sisusta_kubota_shun

    「硬いソファ」は長時間座っても疲れにくい
    ~ソファの選び方~

    部屋の雰囲気を左右するアイテムなので、「ソファ」選びは大切です。部屋の広さによりますが、部屋の広さをきちんと測り、大きすぎないものを選ぶよう心がけましょう。部屋のサイズに対してソファが大きすぎると、窮屈になってしまいますので注意ですよ。

    基本的なソファの幅は以下のようになりますので、自分の欲しいサイズの目安にしてみてください。

    1人掛け:70〜90cmくらい

    2人掛け:110〜150cmくらい(110cmはコンパクトソファなので2人で座る際は少し窮屈に感じるかもしれませんが、狭い部屋に住んでいる方にはおすすめです)

    3人掛け:180cm〜200cmくらい(180cmは2.5人掛けとも言われますので、3人で座る際に少し窮屈に感じるかもしれません)

    またソファのクッションの「硬さ」も、選ぶ際に知っておきたいポイントがあります。

    硬めのクッション:長時間ソファに座ることが多い方におすすめ。硬いクッションは敬遠しがちですが、実は、長時間座る場合は硬いクッションの方が疲れにくいのです。安定感もあるのでソファの上で寝転がったり、あぐらをかいて座る方は硬めのクッションが良いですよ。

    柔らかめのクッション:包み込まれるようなフィット感が好きな方は、柔らかめのクッションを。リラックス効果が高いのが最大の長所で、フェザーなどを使用していることが多いので長時間座っていると型崩れを起こしやすいため、長時間ソファに座らないという方はこちらがおすすめです。

    座り心地の好みは方それぞれですので、やはり実際に店舗に行って座り心地を確かめることが大切ですが、「クッションの硬さが持つ役割」を知っておくと、ソファを選ぶ際に役立ちます。


    デザイン的な部分は、大きく分けると木製フレームと全て布張りのタイプがあります。

    肘掛が布張りになっていると、寝転がったりする際に頭を乗せても痛くないのがメリットです。対して木製フレームのメリットは布張りソファに比べてスッキリしています。シャープな印象が好きな方や、狭い部屋に住んでいる方は圧迫感のない木製フレームソファを選ぶのが良いでしょう。木のぬくもりを感じることができるのもメリットのひとつです。

    ソファで飲食する人は、座面よりも高さのあるサイズを
    ~リビングテーブルの選び方~

    ソファとセットでリビングテーブルを置く方が多いと思いますので、次はリビングテーブルの選び方です。

    リビングテーブルの選ぶ上で意識したいことは「高さ」。基本的には「ソファの座面の高さに合わせたものを選ぶ」と間違いありません。

    ただ、ソファでお酒を飲んだりお菓子を食べたりすることが多い方は、ソファの座面より高めのものを選ぶと良いと思います。ソファ座面よりもテーブルが高いと飲み物や食べ物を取りやすいからです。例えばソファの座面が35cmの場合、リビングテーブルは40〜45cmくらいあると使いやすいと思います。

    何人で食事をする時間が多いのかをチェック
    ~ダイニングテーブルの選び方~

    ダイイングテーブルは「毎日の食事時間」を快適にするための空間づくりに大きく関わります。だからこそ、サイズなどを間違えないように注意しましょう。

    リビングテーブルと同様、ダイニングテーブルを選ぶ際に大切なのはサイズです。普段使用する人数をしっかりと確認し、想定してから、選びましょう。

    1人〜2人:幅70〜90cm 奥行き70〜90cm 高さ68〜77cmくらい
    1人で使用する場合は最低70cmくらいあればいいでしょう。70cm角の正方形のテーブルだと省スペースにもなります。2人の場合は90cmくらいあるとある程度ゆったりと使うことができます。

    3人〜4人:幅120〜150cm 奥行き75cm〜85cm 高さ68〜77cmくらい
    3人で使用する際は最低でも120cm幅のものを選びましょう。ただ3人掛けだと片方は2人並んで座るような形になるので少し窮屈に感じると思います。できれば135cmくらいのものを選ぶとゆったりと使用できます。丸テーブルの場合は3人で直径100cm以上、4人の場合は120cmを目安に選ぶと良いでしょう。

    5人〜6人:幅180cm〜200cm 奥行き80cm〜90cm高さ68〜77cmくらい
    5人が横並びで使用する場合は最低でも幅は180cmくらいあると良いでしょう。ただ少し窮屈に感じる可能性もあるので幅が180cmのものを選ぶ際は奥行きが90cmくらいあるものを選べば一人は横側に座ることができます。

    高さは人数によって変わることはありませんので70cmを目安に選びましょう。最近は低めのダイニングテーブルも出ていますので、購入する際に必ずチェックするように。

    テーブルより「30cm低い」座面のチェアを
    ~ダイニングチェアの選び方~

    ダイニングテーブルとセットでダイニングチェアはもちろん必要ですよね。ダイニングチェアも選ぶ際にも注意が必要です。

    1番大切なのは座面の高さ。ダイニングテーブルの高さより30cm低いものを選びます(これはダイニングテーブルだけでなくデスクなどの場合も同じなので、チェアを選ぶ際の目安となります)。ダイニングテーブルの高さは基本的に70cm前後のものが多いのでダイニングチェアの座面は大体40cmくらいの高さのものを選ぶと良いでしょう。

    ただ最近はダイニングテーブルの高さが少し低めのものもありますので、その際はダイニングチェアも低めのものを選ぶように。

    肘掛のついているダイニングチェアを選ぶ際、肘掛の高さがテーブルの高さより低いものを選んだ方が、使っていない時に肘掛も含めてテーブルの下に入れることができるので、おすすめです。

    まずはテレビをどこに設置するか、を考える
    ~テレビボードの選び方~

    テレビはほとんどの方が持っていますよね。最近のテレビは昔のブラウン管とは違い薄くなってきたので、テレビボードもスッキリとしたデザインのものが増えてきました。

    テレビボードは、テレビのサイズを目安に選びましょう。

    テレビサイズ32型以下:幅100cmのテレビボード

    テレビサイズ40型〜43型:幅120cmのテレビボード

    テレビサイズ49型〜55型:幅150cmのテレビボード

    テレビサイズ55型以上:幅180cmのテレビボード

    また、テレビボードをどこに置くかによって選ぶ高さも変えて、リビングなどのソファの前に置いて使用する場合は40cm以下のものを選びましょう。

    ダイニングなど椅子に座って見る場合は60cm〜80cmくらいの高さを目安にすると良いでしょう。背の高めのテレビボードは少ないので、写真のようなキャビネットなどの上に置くのも良いと思います。

    image:shutterstock
    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2018/01/412946/
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