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ブナの木の蓄積量が日本No.1である、青森県。
ブナの果実(堅果)はカロリーが高く、リスやクマなどを育むため、「森の女王」とも呼ばれています。
今回はそんなブナを佐藤オオキ氏率いるデザインチームnendoがスピーカーにしてみた、bunaco speakerをご紹介。
ブナの木が音を洗練させる
bunaco speakerはブナ材を器や雑貨以外でワイヤレススピーカーに応用できるか検証したことによって誕生しました。
結果、スピーカーとしては独特な透明感と柔らかな音色を出す素材であることが判明。
この特徴的な音質を最大限引き出しつつ、音の空間的な広がりをより一層持たせるために、動板を垂直に立てた無指向型スピーカーとして完成されたのが縦の筒型であるbunaco speakerなのです。
ブナ独特の形の美しさを際立たせるために透明なアクリルの筒でスピーカー部分を支える構成となっていて、一見スピーカーではなくオブジェのように見えますよね。
木と職人による手仕事の温かみ
ブナ材の端をあえて部分的にほつらせる状態にしてあることで、職人による製作工程が誰が見ても直感的にわかるようになっています。
自然な温かみを音を通して感じることのできる、他にはない素材が素敵。
くるくると滑らかなカールが美しくて、音が柔らかく透明感の出るbunaco speaker。
シンプルでデザインのいいスピーカーはたくさんありますが、自然の美しさを活かしたもの珍しいですね。
シンプルイズザベストを体現したようなミニマルなデザインは、音楽にこだわりを持つミニマリストにお似合いなアイテムです。
bunaco-speaker [nendo]
Collaborator : fjt, mnd, snd
Photographer : Akihiro Yoshida(01-08)
RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2018/03/421441/