• このエントリーをはてなブックマークに追加
形から入るべし!コーヒー芸人に教わる「家でのコーヒーのたのしみ方」
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

形から入るべし!コーヒー芸人に教わる「家でのコーヒーのたのしみ方」

2018-04-06 11:00
    「コーヒーを淹れることは、デートである」

    日によって変化して機嫌もちがうし、うまくいく“正解”なんてない。そんなことを教えてくれたのが、大のコーヒー好きで、月に一度のカフェ「SACHIOPIA COFFEE」も開いている芸人・コーヒールンバ平岡佐智男さん

    家でコーヒーを楽しみたいけれど、豆も器具も多すぎてハードルが高く感じてしまうコーヒー初心者に向けて、コーヒーにまつわるアレコレをうかがう企画をスタートします!

    初回のテーマは「コーヒー初心者が、家でまず試すべきこと」。

    コーヒールンバ平岡佐智男さん
    1982年、香川県生まれ。タリーズコーヒーでは3店舗で店長を務めたことも。特技は後味に甘い余韻が残るおいしいコーヒーを淹れること、人をコーヒー豆に例えること。趣味はコーヒーショップ巡り、コーヒーショップ経営。
    Instagram :hiraokaschio twitter : @sachiohiraoka

    「コーヒーの味に正解を求めない」のが正解

    「まず形から入りましょう。味は後。味の正解を求めると、キリがありません。

    どういうシーンで飲みたいかを考えて、憧れを表現することが大事です! 彼女や家族など誰に淹れたいのか、どんなテーブルセットをしたいのか……。その妄想の時間で、コーヒーが好きになります」

    「コーヒーをはじめたいな、コーヒー屋さんで働きたいな、と思う人のほとんどは、『なんかいい感じになりたい』『モテたい』『カフェの常連さんと恋に落ちるはずだ』と思っていますからね。僕もそうでした(笑)」

    例えばテーブルセットにこだわってみる

    「僕は布フェチです。

    この松竹芸能の『新宿角座』の劇場で、コント汚れがヒドイ台でコーヒーを飲むとする。どう飲んだらおいしいでしょうか?」

    「そこで、最近買ったイランのサラサを一枚かましてみます……これだけでかわいい!」

    「カップはどれにする? サラサに合わせて、ソーサーはやめてコースターを使うか? このセッティングが楽しいのです。

    BGMは、僕はiPhoneにギターの小さな練習用アンプ(1万円以下で購入したもの)をつけて、昔のラジオのような音質に変えて流したりします」

    「『いいカフェだなあ』と感じる店って、空間や器、音楽にも気を遣っていますよね。その要素だけで、コーヒーがおいしく感じるはずです。

    『こうでないといけない』という頑固オヤジのイメージではなく、自分なりの表現があっていいんですよ」

    コーヒーとお近づきになるために、やってみると楽しいこと

    「コーヒーと食べものを合わせる『ペアリング』、これは合いそうだなってときは自宅でもやりますね。

    あと、カフェ巡りも。テーブルセットや空間の表現方法が参考になりますよ。

    この間、広尾のネムコーヒー&エスプレッソに伺ったんですけど、インドネシアの家具の合わせ方がうまくて! 天井から植物がつり下げられていたりして、すてきでした」

    「僕はかなりカフェに行きますが、よく行く好きなところは、幡ヶ谷のパドラーズコーヒーや、下北沢のトロワ・シャンブルです」

    初心者にもやさしいインスタントコーヒー。おいしく飲むには?

    マグカップにカポッとかぶせるインスタントコーヒーの場合

    「はじめにちょっとお湯を入れて置いて蒸らす……というのはやった方がいいですね。

    その後、お湯は少量ずつ入れましょう。パッケージに記載されている粉の目安って、だいたい少なめに設定されているので、規定量のお湯よりちょっと少なめに。

    味をしっかり出したい人は、最終的にインスタントコーヒーにお湯が浸かっちゃってもいいです。しっかり濃くなる気がして、僕もやっています」

    「また、砂糖やミルクを入れて味の変化を楽しむのもオススメ! 砂糖を入れてひとくち飲むと、味が際立ち、コーヒーのフルーティさの輪郭がはっきりするんです。

    溶けやすさを考慮して、必ず砂糖→ミルクの順で入れてくださいね」

    粉を溶かすタイプのインスタントコーヒーの場合

    テイスティングする平岡さん

    深煎りのものが多いので、粉をリッチに多めに入れましょう。ちょっとのお湯で溶かしたら、あとはジャーッとお湯を入れちゃってOKです。

    「この間僕の実家で、粉のインスタントコーヒーを何杯も飲んだんです。香川県で平岡精肉店を営んでて、コロッケが有名で、おかげさまで行列もできる店なんですけど、手伝ってる間本当に忙しくて。

    粉のインスタントコーヒーを飲んだら『ぜんぜんおいしいな!』と思って! なにより手軽だし、それが自分の生活に適してる場合もありますよね」

    コーヒールンバ平岡佐智男さん(@hiraokaschio)がシェアした投稿 – 2月 18, 2018 at 5:51午前 PST

    「コーヒーって本当に、人それぞれの楽しみ方があるんです!」

    Photographed by Kayoko Yamamoto

    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2018/04/421334/
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。