スウェーデンのプロダクトデザイナーJesper Jonsson氏による時計をモチーフにした「movement of a moment」という名の作品。壁にかけられたシンプルな黒くて丸い板。その板と壁との隙き間からは蛍光灯の光が漏れており、間接照明のようになっています。よく見ると、その漏れた光の一部が少し影になっていると思いますが、実はその影の位置が時計の長針と短針の位置になっています。つまり、刻々と影の位置が動いていくというわけです。
となっています。単純なパーツしか使っていないのに面白い効果が生まれるものです。
まるで月が満ち欠けするように、オリオン座が夜空を移動するように、ゆっくりと、しかし確実に時が流れているんだと言うことを自覚させてくれる作品です。時計としての役割よりもいえなかに置くインスタレーションのような印象です。
実用性はあまりありませんが、これがもし売っていたら欲しいかも!
Movement of a moment [via designboom]