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築40年のマンションを大胆にリノベーション。海外からの取り寄せを上手に使った、インダストリアルな住まい(札幌)|みんなの部屋
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築40年のマンションを大胆にリノベーション。海外からの取り寄せを上手に使った、インダストリアルな住まい(札幌)|みんなの部屋

2020-04-25 12:00
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    北海道は中心地である、さっぽろ駅やすすきのなども含まれる中央区。

    そんな土地で、歴史ある中古マンションをリノベーションして暮らしているのが、今回紹介する濱岡さんのお宅です。

    お名前(ご職業):濱岡さん(会社員)
    場所:北海道札幌市中央区(地下鉄東西線 西18丁目駅)
    面積:2LDK 72㎡
    住宅の形態:中古マンション購入(リノベーション後3年)
    築年数:42年

    完成されたインダストリアルな雰囲気のお部屋ですが、濱岡さんは意外にも、今回が初めてのリノベーションだったそう。

    クールな空間を作り出すこだわりのアイテムや、リノベーションへの想いを伺いました。

    お気に入りの場所

    海外から部品を輸入して作ったバーンドア

    かつては欧米の農場にある納屋などで使われていたバーンドア。インテリアの要となる扉には、強いこだわりがあるのだそう。

    「バーンドアは、すべてオーダーで作ってもらいました。
    Pinterestで海外のインテリア事例を見ていくなかで、いいなと思って。雰囲気がとても好きなんです。

    中国から取り寄せたレールで吊るしているのですが、海外から取り寄せるのは初めてで……。はじめはちゃんと届くのか不安でした(笑)」

    コンクリートをそのまま活かした天井と壁

    「もともと、古い建物や廃墟が好きだったんです。
    そのため、リノベーションをするときに『スケルトン天井にしたい』という希望が一番にありました。

    この物件を選ぶ理由にもなった趣のある天井や壁は、空間のなかで特にお気に入りの要素ですね」

    この部屋に決めた理由

    職場への近さと予算感

    今のお住まいになる前は、職場から距離のある場所に住んでいた濱岡さん。家選びの条件は、職場と近いことから優先していったそう。

    「仕事から帰宅して、家事をして、ということを考えると、やはり通勤時間が気になりました。

    職場近くのエリアで探すことになったとき、当時はマンション購入費が比較的安く、予算にも合っていたので最終的にここに決めました」

    リノベーションOKなお部屋

    リノベーション前の部屋

    リノベーション前はまったく違う雰囲気でしたが、「理想の家を作るためにリノベーションをしたい」という想いがはじめからあったため、今の部屋に決めたそう。

    依頼したい施工会社さんまで、あらかじめ決めてから購入に至ったのだとか。

    施行中の様子

    「元はテンプレートなマンションの部屋割りでしたが、施工会社の方とすごく話が合って。理想の住まいにできたと思っています」

    残念なこと、気になること

    集中暖房のため、温度調整がむずかしい

    「備え付けの暖房があるのですが、見栄えを考え、見えないような構造にしてもらいました。

    ただ、マンション全体が集中暖房のため時間帯でオンオフが左右されていて……。自由に温度調整ができないんです。

    家に帰ったときに寒くないという意味ではいいのですが、室内で風量を弱めてもかなりの暑さ。乾燥するため、植物が育てられないのが残念なところです」

    お気に入りのアイテム

    インダストリアル×木のダイニングテーブル

    クラッシュゲートのダイニングテーブルは、今の家に引っ越すタイミングで購入したもののひとつ。私が候補をいくつか出して、その中から夫に選んでもらいました。

    インダストリアル系のものや木を活かしたものが多いインテリアの中、全体のトーンに合っていてお気に入りです」

    海外のサイトで購入したキャンバスアート

    濱岡さんのお住まいのなかで、最も印象的だったのがこのアート。

    実際にお伺いするまでは写真だと思っていたのですが、実はキャンパスアートなんです。

    「『Society6』という海外のサイトで見つけて、ずっと欲しいと思っていたもの。

    ちゃんと部屋に合うか不安でしたが、今ではSNSのプロフィール写真に使うほど気に入っています」

    暮らしのHow Toやティップス

    生活感のあるものを出しっぱなしにしない

    「思い入れのある住まいなので、できる限り住みはじめのころの状態を保ちたいというのがあって。

    物を出しっぱなしにしないようにというのは意識しています」

    インテリアに使う色のトーンは限定する

    「リノベーションしたときのコンセプトに沿って、なるべく壁や天井などのトーンに合うアイテムを選ぶようにしています。

    ただ、リノベーションについては私の意見を汲んでもらったところが多いので、自分の好みに偏らずお互いにとって居心地のいい空間になるよう心がけています」

    入った瞬間目を引くキッチンのグリーンも、違うカラーを検討しているそう。

    「他の部分も踏まえてブラックにしたいと考えているのですが、周りからは部屋が暗くなってしまうのではというアドバイスもあって踏み込めてはいません。

    今の色もいい差し色になっていますし、さまざまな意見を取りこむことでより良い住まいができていくのかもしれませんね」

    これからの暮らし

    さらなるリノベーションにも挑戦したい

    構想段階から、濱岡さんの想いが込められた現在のお住まい。

    ただ、作ってみると高さが合わなかったDJブースなど、変えたいという希望もあるそうで……

    「思い入れのある今の住まいに長く住み続けたいという気持ちが第一にありますが、実際に住むなかで気になる点があるのも事実。

    この先ライフスタイルが変わったり、何かのきっかけができたりしたときには、今までの経験を活かして更なるリノベーションに再挑戦してみたいですね」

    初めてのリノベーションで、間取りからインテリアまでとことんこだわりながら今の家を作り上げた濱岡さん。

    その経験を活かして今後はどのような住まいを作っていくのか、今からとても楽しみです。

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