1つでは心細いけれど、3つでは迷ってしまう。その間である2つのアイテムには、どんなモノが選ばれるのでしょうか?
おうち時間で溜め込んだストレスすら消化しきれていないなかはじまった今年の梅雨は、例年にも増して、もどかしい気持ちを引きずりそうな予感……。
そんなストレスフルな梅雨を楽しく過ごすため、今回はカナダ発のアウトドアブランド、アークテリクスにお邪魔しました!
名作バックパックのDNAを継ぐ、新型ショルダー登場⁉︎
アークテリクスの大定番といえば、バックパックの「アロー」。街中でも多く見かける、言わずと知れた定番アイテムですが、なんとこのたびシリーズ化。
そこで新たに生まれたのが、「アロー8 ショルダーバッグ」です。
アークテリクス「アロー8」13,200円(税込)
これまでに仕様やカラーリングの変更はあっても、バックパック一型のみで展開されていた同ライン。
「アロー8」は形状こそ違えども、使われる素材やパーツ、ロゴの入り方は、従来のアローシリーズを踏襲するデザインに。
ベルトの調整によって肩がけと手持ちの2WAYで使うことができて、体の正面に持ってくれば流行りのボディーバッグスタイルにもなります。
紹介してくれたのは、アークテリクス原宿店スタッフの宇根さん
これまでは、アークテリクスのボディバッグと言えば「マカ1 ウエストパック」でした。コンパクトなサイジングのため男女問わず人気の製品で、日常からアウトドア、旅先でのちょっとした外出まで幅広いシーンで使えます。
ただ、そのサイズゆえ、財布とスマホといった必要最低限のモノしか入れにくい。同じようなボディバッグで、もう少し大きめのサイズがあればいいのに、という声も聞こえていました。
宇根さんが左手に持つのが「マカ1」。たしかにフォルムは似ているが、比べてみると「アロー8」の頼りがいは一目瞭然。
気になる収納力は?
メインコンパートメントには、フロントの止水ジップとトップのジップの2箇所からアクセス可能。
それだけでも使いやすそうですが、ロールトップ仕様になっているため、くるっと折り曲げるだけで閉じることが可能に。荷物が多いときは、トップを伸ばして使えばOK!
気になる収納面については、タブレット端末が入るほどのサイズで、しっかりとしたマチつき。いわゆるボディーバッグやサコッシュにはない収納力が、大きなポイントになりそう。
長財布も、折り畳み傘も、ペットボトルだって入ります。小さめのボディーバッグやサコッシュがしばらく流行りでしたが、収納面ではもの足りなさが目立ちました。ですが、「アロー8」ならそう言った心配はありませんよ。
これなら、カジュアルな通勤バッグとしても、自転車用のメッセンジャーバッグとしても使えそう。
生地は、2種のナイロンを混紡した、耐水性のあるヘビーデューティーな素材を使用。梅雨時期にも、もちろん梅雨時期以外にも頼りになるのは言うまでもありません。
じつは、私も実際に使っているんです。飲み物も雨よけのシェルも入るし、バッグ自体も雨に強いので、梅雨時期にはぴったり。だいたいの荷物ならコレにまとまって両手が空くから、マスクをしているときの水分補給も、とにかくラクです!
コロナ禍と梅雨が相まった、今だからこその気づき。生活上の不便をバッグの魅力発見に繋げちゃうなんて、さすがはアークテリクスの心強いスタッフだ!
アークテリクスのNEXTスタンダード!
サコッシュとバックパックの、ちょうど中間くらいに位置するサイズは、これまでアークテリクスにはなかったポジション。
ボディーバッグとしては大ぶりなサイズに、最初は戸惑うかもしれません。ですが、実際に使ってみると収納力や使い勝手の良さに納得し、これがベストなサイズだと気づいてもらえるはずです。
薄く軽量なサコッシュを大きくしたのではなく、どちらかというとバックパックを小さく作り変えたようなデザインと機能こそが最大のミソ。
カラーは3色展開
「とにかくちょうど良い!」と締めくくった宇根さんの言葉に深く頷く、アークテリクスのネクストスタンダード。
梅雨時期だからといって外出を諦めたくない、行動派のためのバッグなんですね。
ウィメンズ初のアノラックは、着心地やわらか~
新型ショルダーバッグに続いて宇根さんが紹介してくれたのは、これまた新型のアノラックジャケット。
アークテリクス「ヴェンダ アノラック ウィメンズ」44,000円(税込)
ウィメンズのアノラックジャケットはアークテリクスのラインナップとしては初なのですが、まさにウィメンズならではのアプローチが光るアイテムに仕上がっています。
生地には、高い防水透湿性を持つGORE-TEXのなかでも、とくに伸縮性に優れた「GORE-TEX C-NIT™ テクノロジー」を採用することで、ストレスのない着心地を実現。
アウトドア用のシェルというとフルジップタイプのモノが多くて、激しく動く際には、体の中心部につっぱり感が出てしまうことも。ですが、アノラックタイプのこのジャケットは、ハーフジップで生地も柔らかいので、胴回りの動きが制限されなくて、すごくラクなんです。
防水生地特有のシャカシャカ感も少なくて、光沢を抑えたマットな表情が大人っぽさをプラス。カジュアルめなこの素材感も、女性にはうれしいポイントではないでしょうか。
女性的なルックスのまま、機能は遠慮せず
もちろん、ディテールも抜かりナシ。
ベンチレーションの役割も兼ねた深めのサイドジップのおかげで、想像以上に脱ぎ着しやすいんです。また、裾はドローコード仕様。わたしは登山をすることが多いのですが、そうしたシーンでも便利なんですよね。
フードは、アークテリクス定番シェルではおなじみの顔がすっぽりと隠れるツバ付きタイプ。顎のあたりまで隠れるフロントジップと組み合わせれば、急な雨対策にも。
また、着丈はお尻が隠れるくらいまで確保されているので、自転車を活用したアーバンライフを送る人へのアプローチもばっちりというわけです。
フロントのポケットは、マフポケット(貫通している)なので左右どちらからでもアクセスできます。おまけに大容量なので、地図やスマホだけでなく、非常食だって入れておけますよ。
袖にはベルクロではなく、伸縮性のあるリブを採用。こうした細かい工夫がいくつも重なって、アウトドアシェル特有のハードな印象を和らげることに成功。ロゴも、胸元ではなく両袖のリブ近くに入れることで、ミニマルな雰囲気を加速させています。
どんなシーンにも馴染む、機能とルックス
以前にROOMIEで紹介したアークテリクスのコートと比べると、着丈も短いため、コーディネート的にも幅広く合わせられそうな予感がしますね。
通勤着としても着られますし、遊びやアウトドアにも違和感なく使えます。たとえばライトな登山を兼ねた旅行のときなんかには、ガチガチなシェルを着るよりも、これくらいカジュアルなアイテムの方が使いやすいんですよね。
小さくたためば、アロー8にも入ります。雨が降るか降らないかという日にも気軽に携帯できて、そのうえシワにもなりにくいので、梅雨対策にはうってつけの1着だと思いますよ!
さまざまなシーンに馴染むルックスと機能を備え、雨をものともしないタフネスも秘めている。
オン・オフ使えるベーシックデザインって、ここまで揃ってはじめて言えることなのかもしれません。
雨を楽しむために、アークテリクスのスタッフが想うこと
取材の最後に、梅雨時期にはレインアイテムを選び取ることの楽しさや、そのメリットを宇根さんに聞いてみました。
今年はコロナと梅雨が重なってしまって、ついマイナス思考になりがちです。でも、アークテリクスのスタッフたちは、全部前向きに捉えるようにしています。
雨が降っているからこそ、普段活躍する機会が少ないお気に入りのウェアを着られる。機能的なバッグを身につけて、その実力を堪能できる。レインアイテムを持っていることで、雨のときにちょっとした優越感や特別感に浸ることができる。
そんな風に思いながら、スタッフみんな、笑顔でお店に立っています。
アークテリクス流の梅雨との向き合い方を知らなければ、あやうく、例年以上のストレス豪雨にさらされるところでした。
でも、梅雨を前向きに楽しめるアイテムを身につければ、億劫な気持ちともサヨナラできそうです。
心強いアイテムの力でそれらを乗り切った先には、真夏の日差しがもうすぐそこ!
アークテリクス 原宿ブランドストア住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目12−23
電話:03-6450-6681
営業時間:11:00~20:00
アロー8
ヴェンダ アノラック ウィメンズ
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