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音を使えばストレスフリーな入眠・起床が手に入る。ヤマハが考える、音と睡眠の関係とは?
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音を使えばストレスフリーな入眠・起床が手に入る。ヤマハが考える、音と睡眠の関係とは?

2020-09-18 14:00
    季節を問わず、なんだか寝付きが悪い日というのはたまにやってきます。

    枕や寝具などのアイテムを駆使して物理的に快適な眠りをサポートすることはできますが、今回着目したのは「音」という視点。

    世の中には快眠BGMなども存在することから、これまでなんとなく音は睡眠にいいのだろうという認識がありました。

    しかし、なぜ音は睡眠にいいのか。また、実生活の中でより快適に眠るためにどういった形で音を使えばいいのか……といった日常生活における“具体的な音の活用法”を知りたい!

    成田国際空港での「仮眠システム」トライアルの様子

    そこで今回お話を聞いたのが、楽器や音響メーカーとして幅広く知られるヤマハ。

    実はヤマハでは以前から音と睡眠の研究を行っており、特に音の力で効果的な仮眠を実現する「仮眠システム」の開発・検証も進められています。昨年には成田国際空港の「NARITA PREMIER LOUNGE」にてトライアルも行われたそうです。(トライアルはすでに終了しています)

    そんな「仮眠システム」で得られた研究結果などを元に、音と睡眠の関係について教えていただきました。

    「仮眠システム」って?

    「仮眠システム」チームの皆さん(左から:杉山 統浩さん・金子 勇さん・永野 尚志さん)
    今回はMicrosoft Teamsでお話を伺いました。

    ──本日はよろしくお願いいたします。
    早速ですが、オフィス向けにトライアルを実施した、音を使って効果的な仮眠を実現する「仮眠システム」の仕組みについて教えてください。

    「仮眠システム」は中に入った人の心拍・呼吸・体動を感知し、生体リズムに連動した「快眠音」を届けることで気持ちのいい入眠をサポートするシステムです。

    そしてセンサーで取ったデータを元に入眠を管理し、起床アラームを最適なタイミングで流すことで、スッキリとした目覚めも得られる仕組みとなっています。

    起床アラームにはヤマハ独自の「インテリアラーム」という音量・周波数が調整されたアラーム機能を用いており、入眠時のみならず起床時にも音を使った工夫が施されているんですよ。

    ──音を使って、気持ちのいい入眠・起床をサポートしてくれる仕組みとなっているのですね。では、「仮眠システム」のトライアルを実施したことで、音が睡眠にどのような影響を及ぼすことがわかりましたか?

    音の種類や個人差によりますが、音がないよりも、音があった方が入眠までの時間が短くなるケースがあることがわかりました。これは仮眠時のみならず、夜しっかり寝るときも同様です。

    短い時間で眠りにつくことができるというのは、睡眠時間を確保するという面でも“効率のいい眠り”に繋がっているかと思います。

    寝付きが悪いせいで、気づけばかなり時間が経っていた……といったことになってしまうと、ベッドに入る時間は早くても結果的に睡眠時間は短くなってしまいますしね。

    寝るときにはどんな音をかけたらいい?

    ──仮眠時だけではなく、夜寝るときにも音があった方が入眠までの時間を短くすることができるとは……。
    しかし具体的に家で実際に寝るときには、どのような音をかけたらより眠りやすくなるのでしょうか?

    あくまでも仮眠の研究結果としてですが、ボーカルの入った速いテンポの曲よりも、虫の声や自然の音などの環境音が入眠時には適しています。

    つまり“聞き慣れた安心できる音”を流すことで副交感神経が優位になり、眠りやすい状態になるんです。

    ──なるほど。体感的に限りなく無音に近い状況よりも、少し生活音があった方が落ち着いて寝られる気がするのですが、もしかして「聞き慣れた安心できる音」という意味では同じことが言えるのでしょうか?

    そうですね。実は以前防音室で眠る実験したことがあったのですが、部屋を真っ暗にしても全然眠れなかったんです……。

    音が聞こえないという状態は日常で中々ない環境なので、ある意味“慣れない環境”によって緊張感が生まれてしまい、全然寝られなかったのだろうと思います。

    なのでその実験からも、環境音や生活音などの「聞き慣れた安心できる音」があった方が、音がない状態よりも短い時間での入眠に繋がることがわかりました。

    起きるときにはどんな音をかけたらいい?

    ──静かであればあるほど眠りやすいわけではないんですね。このことからも、音と睡眠が密接に関係していることがよくわかります。
    ちなみに朝起きるときにも、環境音などの音をかけた方がスッキリ起きることができるのでしょうか?

    起床時は環境音などよりも、好みの音楽をかけた方が目覚めの気分がよく、その後の仕事効率が上がったと感じた人も多かったです。

    また、個人的な見解もありますが、アラームよりもお母さんの声で起こすと目覚めがいいといった結果や、言葉が入っている音楽だと脳が反応するといった研究結果があることも踏まえると、BGM的な音楽よりも言葉が入った曲を選んだ方が起床時には適しているということが考えられます。

    ──入眠時には聞き慣れた環境音、起床時にはボーカルの入った好きな曲をかけるといいのですか。これは早速、試してみたくなりました!

    自宅でも音を使って睡眠の質をアップするために

    現在「仮眠システム」は身近な形での使用も視野に入れて開発を進めているそうです。

    とはいえまだまだ先の話かも……ということで、最後に自宅でも「仮眠システム」に近い環境を再現するために使ってみたいアイテムについて教えていただきました。

    ヤマハ 「TSX-B237」

    見せていただいたのが、「TSX-B237」というナチュラルな見た目がやさしいヤマハ製スピーカー。

    「使う人の生活に寄り添う」ということがコンセプトになっているそうで、Bluetooth接続・Qi対応スマホのワイヤレス充電・アラーム機能などの普段遣いを考えられた機能が満載です。

    アラーム音には「仮眠システム」と同様に、音量・周波数が調整されたインテリアラームが搭載されているだけではなく、スリープタイマー機能まで備わっているため、入眠・起床時にはもってこい!

    先程のお話を踏まえると、「TSX-B237」を使って入眠時には自分が落ち着く環境音を流し、起床時には好きなボーカルが歌っている曲をアラームに設定しておくと、気持ちよく入眠でき、朝はアラームの不快感もなくスッキリと起きられるわけですね。

    音を使えばストレスフリーな入眠・起床が手に入る

    「仮眠システム」チームの皆さん、ありがとうございました!

    入眠・起床時だけではなく、長時間の睡眠中に音楽をかけ続けることが睡眠にどんな影響を及ぼすか。

    それはまだ研究が進められているとのことですが、まず今回わかったのは入眠・起床時に音を使うことで結果的に睡眠に関するストレスが少なくなるということ。

    これまで「音楽は生活を豊かにする」という文言は抽象的なものだと思っていましたが、「睡眠と音」の話を伺う中で、その言葉に具体性が伴ってきているようにも感じました。

    今後は睡眠以外にも、思ってもなかったところで“日常生活における音の活用方法”が続々と誕生するかもしれませんね。

    ヤマハ

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