そして、どうせごはんを炊くのなら美味しく炊きたい、という思いから、昨今高価な炊飯器が売り上げを伸ばしているそうです。
さて、その価値はあるのだろうか?
パナソニックの高級炊飯器を使ってみた
Panasonic 「SR-VSX100」 99,000円(amazon価格税込)
写真提供:Panasonic
使用したのはパナソニックが最高峰モデルと謳う、スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器「SR-VSX100」。
炊いてみて思ったこと。それは、同じお米でも炊飯器が変わると味が全然違う! ということ。
噛めば噛むほど甘みが出て、ごはんが格段においしい! 今まで、お米本来のおいしさを活かしきれていなかったんだと、衝撃を受けました。
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冷めたごはんが格段においしい!
もともと持っていた炊飯器の炊きあがりに不満を持っていたわけではなかったけれど、2台同時に炊いてみて、その違いがはっきりと分かりました。(※もともと使っていた炊飯器は象印の「IH炊飯ジャー」2013年製のもの)
パナソニックの「SR-VSX100」で炊いたごはんは、炊きあがってふたを開けた瞬間からつやつやで、しっかりとお米に熱と水分が入りふっくらと炊きあがっています。
炊いたのはコシヒカリ
お米の一粒一粒がふっくら、しっかりと際立っている様子を「粒立ちがいい」と言いますが、まさにパナソニックの炊飯器で炊いたお米は「粒立ちがいいごはん」。
もちろん、いつもの炊飯器だって炊きあがりは艶があり瑞々しく、おいしいと思っていました。けれど食べて比較してみると、お米の甘みや粘り、粒感が弱く、感動のない普通のごはんでした。
また、香りに差はないものの、冷めたごはんに大きな差が。
パナソニックの炊飯器で炊いたごはんは、甘みが増しお米の味が濃く、弾力があるのにぺタっと固まらずほぐれやすい。
いつもの炊飯器で炊いたごはんは、甘みが増したようにも感じられるが前者ほどではなく、ダマになりやすくペタっとする。
同じお米でも、これほど違うとは予想していませんでした。
ごはんが大好きな2歳の娘にも食べ比べてもらうと、「あまーい! こっちがおいしい!」と、パナソニックで炊いたごはんを指さしました。
銘柄米をおいしく炊き分け
パナソニックの「SR-VSX100」には、好みの銘柄に合わせて自動的に炊き分ける、「銘柄炊き分けコンシェルジュ」機能が。
全国58種類の銘柄米があらかじめ登録されていて、品種を選べば最適な炊き上がりにしてくれるんです。
早速、4種類の銘柄米で試してみました。
◆「夢つくし」福岡県産 パナソニック・甘みがあり、米の粒感が際立つ。
・冷めてもベタッと固まらずほぐれやすい。
・個人的にはやわらかめで炊くとちょうどよい。 従来品
・さっぱりとした味でチャーハンによさそうなパラっと感。
・冷めるとほぐしにくく味が薄く感じる。 ◆「あきたこまち」秋田県産 パナソニック
・瑞々しい甘みと、程よいほぐれ感。
・冷めるとよりお米の味が濃く感じられる。 従来品
・少しもちもち感が強めでほんのり甘い。
・冷めるとほぐしにくい。 ◆「ゆめぴりか」北海道産 パナソニック
・もちもちしてお米の甘みがしっかりと感じられる。
・冷めると甘みともちもち感が落ち着き、おにぎりによさそう。 従来品
・瑞々しいが、甘みやもちもち感が半減し淡泊な味わい。
・冷めると粒同士がくっつくが、口の中のほぐれ感はいい。 ◆「いちほまれ」福井県産 パナソニック
・お米の粒感が際立ちさっぱりとした味。
・冷めてもほぐれやすく、甘みも強過ぎず、どんなおかずにも合うバランスのよさ。カレーに合いそう。 従来品
・瑞々しさは保ちつつ、ほぐれ感もいいさっぱりした味わい。
・冷めるとほぐれにくくなるが甘みが増す。
「炊込みごはん」も味が染み込む
他にも、赤飯や玄米ごはんなどに適した専用コースも。中でもリニューアルした「炊込みごはん」コースは、炊き上がりのべたつきが低減され、味が染み込みやすくなったといいます。
わが家でも、市販の炊き込みごはんの素と、こしひかりで試してみることに。
柔らかめの炊きあがりで、お米の芯までしっかり味がしみ込んでいました。ほぐれやすく、冷めてもべたつかず、おこげがちゃんと出来ているところもうれしいポイントです。
ただ、しっかり味がしみ込む分、子ども用には少し味付けを控えめにしたほうがよいのかな、と思いました。
また、多機能だとどこかに不便さがあるのでは?と思い、お赤飯やおこわ、玄米も炊いてみましたが、どれもとてもおいしかったです。
お赤飯やおこわはもちもちなのにべったりすることなく炊きあがり、玄米も芯まで水分が入りふっくら炊けましたよ。
気になるところ
大きくて重い本体は7.7kgの重量があるため、移動させるときはかなり力がいります。
わが家は炊飯器を引き出しに収納しているため、使うときに持ち上げる必要があり、重さを感じやすいのかも。
すっきり無駄のないおしゃれなデザインも、家電らしくなくていい感じ。
「早炊き機能」だとどうしても味が落ちるいつもの操作は、3つのボタンでシンプルに。こだわりたい時は、タッチパネルで細かく設定。
忙しいママさんは、この機能をよく使うのではないでしょうか? 私は炊き忘れた時によく使います。
20分くらい早く炊けて便利だけれど、やはり仕上がりには差が。お米の味が生かされていない気がしました。
お米の味を最大限に生かしてくれる「銘柄炊き分けコンシェルジュ」のすごさに感動しただけに、比べるとちょっともの足りなさを感じるかな、と思います。
結論:高価でも買いたくなる
高価な炊飯器は、その価格に見合った機能が備わっていました。
手軽に、間違いなくおいしいごはんをおうちで食べられるのなら、自分や家族の食が豊かになる投資もアリ。
それから、お手入れが簡単なのもうれしいポイント! 洗米してもOKなダイヤモンド竈窯は、冷えたごはんがこびりつきにくく、するっと洗い流せました。
いよいよ食欲の秋が到来。おいしい新米を、おうちでも美味しく炊き比べてみてくださいね。
スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器「SR-VSX100」[Panasonic]
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