食べているときはもちろん、「何を食べようかな」と考えながら買い物をしたり、献立を考えたりしている時間が1番楽しいかもしれません。
そんな時間をより充実させてくれる3冊を紹介します。
何度も読みたい名作エッセイ
「バタをひとさじ、たまごを3コ」石井好子
タイトルの響きの良さに惹かれて手に取りました。「バター」じゃなくて「バタ」。このレトロ感に本の魅力が詰まっています。
著者は1950年代のフランスに暮らしたシャンソン歌手。50年代から80年代にかけて雑誌などに掲載された食にまつわるエッセイを集めた1冊です。
文字だけでもおなかが空いてくるような料理の描写と一緒に、昔の映画や小説のようなノスタルジックな浪漫の香りも味わえます。
時代が変わってもおいしいものを食べたい! 楽しみたい! という気持ちは変わらないなぁとしみじみ感じます。
年季が入りすぎてカバーを外してしまうほどの愛読書です。
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野菜の楽しみが広がる
「からだにおいしい野菜の便利帳」板木利隆
野菜の特長や種類・栄養・選び方などなど……とにかく知識が盛りだくさんで、野菜博士になれちゃう気分。
子どもの頃から図鑑を眺めるのが好きだったので、解説付きのイラストを見ると無性にワクワクするんですよね。お子さんと一緒に見るのも楽しそうです。
保存方法やおいしく食べるためのコツやレシピなど、植物学だけでなく料理の情報もバッチリ載ってます。
新鮮な野菜が手に入りやすい地方に引っ越したこともあり、毎日の買い物に役立ちまくってますよ。
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「これ食べたいな」が見つかる
「作りおきそうざい」主婦の友社
表紙にも「昔ながらの常備菜」とあるように、ほっとする懐かしくてやさしい味わいのおかずがメイン。どれもハズレなし、安定のおいしさです。
なんとなーく眺めているだけでも「そうそう! こういうのが食べたい気分」という1品が必ず見つかりますよ。
マリネやサラダなど、見た目にも華やかなデパ地下っぽいお惣菜もそろっているので、グラムで買うと結構高くてビビってしまう憧れのメニューも自分で作れちゃいます。
各章は、肉・魚・野菜と主役食材ごと分かれていて、それぞれの調理法も多彩。アレンジの幅が広がる、つくだ煮やディップなど調味料系のレシピもありますよ。
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