現在恵比寿ガーデンプレイスがある場所にヱビスビールの醸造場ができたのは1889年のこと。当時あたりは「荏原郡三田村」と呼ばれていましたが、後々ヱビスビールにちなんで「渋谷区恵比寿」に変更されたそうなんです。
実はビールのブランド名がそのまま町名になったり、山手線の駅名になったりしていたんですね。
恵比寿の街の魅力をXRで体験してみよう
意外と知らなかった恵比寿とヱビスビールの歴史について「もっと詳しく知りたい!」という方には、新しい体験プロジェクト「XR Project @YEBISU β. ver」がおすすめ。仕掛け人はエビスビールブランドを手がけるサッポロビール株式会社と、新しく「au VISION STUDIO」を発足したKDDI株式会社です。
こちらの二次元コードをスキャンすれば、XRプロジェクトのポータルサイトにひとっ飛び!
「XR(クロスリアリティ)」とは「AR(拡張現実)」と「VR(仮想現実)」とを掛け合わせた先端技術の総称。XR Project @YEBISU β. verでは、実際に現地で楽しむARコンテンツと、現地に行かなくても没入できるVRコンテンツをシームレスに体験できるのがポイントです。
体験方法は簡単で、恵比寿ガーデンプレイス内に設置された特別スポットにスマートフォンをかざすだけ。指示に従っていくと画面上で花火が上がったり、かつてのヱビスビール醸造場が立ち現れたりと、通常では見えない風景を可視化してくれます。
また、専用のポータルサイトにアクセスすれば、自宅にいながらまるで現地にいるかのようなバーチャル体験ができますよ。
巨大な恵比寿様を拝める
せっかくなので、現地でじっくりとXR体験させていただきました。まずは恵比寿ガーデンプレイス内にあるヱビスビール記念館からスタート。
ヱビスビール記念館内には2つのコンテンツが用意されています
ツアーカウンター前の二次元コードを読み込んでみると…
ヱビスビールのテーマソングとともに、巨大な恵比寿様がまばゆい光に包まれてご降臨!
この臨場感を画像だけではなかなか表現しきれないのが残念ですが、とにかく巨大です。 これだけ立派な恵比寿様を間近で拝めば、なんだかご利益がありそう。
モデルとなった本物の恵比寿様も館内のどこかにいらっしゃいますよ。次回恵比寿ガーデンプレイスに行った時に、ぜひ探してみてください。
館内に展示されているジオラマはかつてのヱビスビール醸造場の様子を精密に再現していて、ただ見ているだけでも時の経つのを忘れます。こちらのスポットではヱビスビール醸造所のバーチャルツアーも用意されているので、家でまったりとヱビスビールを飲みながら視聴するのも味わい深いかも!
約130年前にタイムスリップ
現在の恵比寿に過去の恵比寿を重ね合わせることもできます。
恵比寿駅から「恵比寿スカイウォーク」を進んで恵比寿ガーデンプレイスに到着すると、まず見えてくるのが時計台前広場。こちらにも二次元コードが用意されています。
スマートフォンで二次元コードを読みこむと、現実の風景と重なるように白い矢印が現れました。
指示に従ってスマートフォンを動かしていくと、かつてのヱビスビール醸造所の画像が音声ガイドと共にあらわに。その土地に眠っていた記憶を呼び覚ますかのようで、過去と現在のつながりを感じました。
日が暮れるのが待ち遠しくなった
さて、現代の恵比寿ガーデンプレイスといえばやっぱりイルミネーション。取材日は平日夜だったにも関わらず、この人出の多さでした。
恵比寿ガーデンプレイスの時計台前広場から光り輝くプロムナードを進むと、奥に見えてくるのがこの壮麗な石造の館──シャトーレストラン ジョエル・ロブションです。
そのままでも十分に美しい夜景なのですが、今ならそこに花火のARを浮かび上がらせることができます。澄みきった冬の夜空に次々と上がるカラフルな花火は、音まで再現されていてテンションも上がる!
友人と、家族と、大切な人と一緒にフレームに収まれば、とびっきり素敵な記念写真を撮れちゃったりも。
XR Project @YEBISU β. verの実施期間は2022年3月31日まで(一部2023年3月31日まで)。この機会に恵比寿の街の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。
Text,Photo: 山田ちとら
Image: サッポロビール株式会社
Reference: XR Project @YEBISU β. ver, KDDI
あわせて読みたい:
エビスビールを5種類飲み比べしてみた! 新発売「ホップテロワール」がビール初心者におすすめな理由はね…|マイ定番スタイル - ROOMIE(ルーミー)
セブンイレブンで出会った「500円台のオーガニックワイン」なら、気楽にワインを楽しめるよ。紙パックだからアウトドアにもピッタリ! - ROOMIE(ルーミー)