ライフハッカー[日本版]より転載。

自分の菜園に夢中になっている年は、栽培計画を書き、種を撒き、お気に入りのトマトの苗を探して遠出したりもします。

ですが、疲れ果てていてさっぱり気が乗らない年もあります。そんなときは、最小限の作業で美味しい物を収穫したくなるものです。

というわけで、私がどんな年にも必ず植えるのはハーブです。

屋内で野菜を育てる方法は、以下のビデオをご覧ください。

ハーブは、菜園ハックのトップに位置しています。何しろ育てるのが楽なので、その分インパクトが大きい作物にエネルギーを集中できるからです(ハーブは野菜かどうかわかりませんが、それについて議論するつもりはありません。ただ、ハーブは菜園で栽培できます)。

スーパーで手に入る新鮮なフレンチハーブは高価な贅沢品です。乾燥させたものは安いですが味は落ちます。しかし、たとえば、バジルを植えた鉢を窓辺に置いておけば、いつでも好きなときに新鮮なバジルをほとんど無料で堪能できます。

ハーブは、庭で最も育てやすく、収穫も簡単です。年中収穫できますし、一度にたくさん収穫して食べきれなくて困ることもありません。ハーブは、一度植えると半永久的に繰り返し収穫できて、保存も簡単です。

プランターを何個か置くスペースさえあれば十分です。ハーブは小さいのでプランターでうまく育ちます。

庭にハーブを植える区画があるなら、是非地面に植えてください。その方がのびのびと大きくなります。

私のお気に入りのハーブとその育て方をご紹介します。

1.セージ

セージは毎年収穫できる丈夫な植物で、感謝祭の七面鳥の味付けをする頃もまだイキイキしていることがよくあります。文字通り何の世話もせず、成長するに任せて大丈夫です。

2.チャイブ(セイヨウアサツキ)

私はチャイブをたくさん持っていますが、買ったものは1つもありません。チャイブは時が経つに連れて房になってどんどん大きくなるので、房を株分けして別のプランターか庭の別のところに植えたり、友人にあげたりできます。私も友人から最初のチャイブをもらいました。チャイブは世話をまったく必要とせず、きれいな花が咲きます。

3.バジル

バジルはハーブのプリマドンナです。たまに水をやりましょう。苦味が出ないようにするには、花が咲かないように葉先を摘む必要があります。

次に、一番手がかかる点ですが、バジルはトマトと新鮮なモッツァレラチーズと一緒に食べるか、パスタに入れる必要があります。本当に手間がかかりますね。

4.ミント

世の中にはミントの植え方が2つあります。ミントをプランターに植えて1年限りで終わらせるか、地面に植えて来年も収穫するかです。ミントが好きな人は、ミントを1度だけ買って、地面に植えましょう。

プランターでハーブを育てるときは、日光が十分に当たるようにして(屋内に置くよりバルコニーや植木箱で育てた方がいいですね)、時々水を少しやりましょう。屋外に植えると、ほとんど何もする必要はありません。

セージ、チャイブ、タイム、ローズマリーは冬も越せます。それ以外のハーブは自ら種を撒くかもしれません。私は、春になるたびに、ミントとオレガノが発芽するのを見ています。

私からハーブ栽培の初心者にアドバイスするとしたら、ハーブを種から育てようと思ってはいけないということです。そんなことをすると収穫までに時間がかかり過ぎます。

プランターに植えてあるハーブを園芸店かスーパーで購入し、家に持ち帰ったらその葉を何枚か食べて、数分後には「私はガーデニングに成功した」と宣言して構いません。だって、もうハーブガーデンを持っているのですから。園芸の天才ですね。

Beth Skwarecki – Lifehacker US[原文
訳:春野ユリ

Image:Getty Images

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