以前から気になっていましたが、キッチンのスペースの問題やお手入れの大変さなどを理由に、これまで購入には踏み切れず……。
迷っていたところ、南部鉄器を使用している気分が味わえそうなアイテムに出会いました。
鉄分補給ができる「土偶」だと…?
壱鋳堂 鉄分補給 南部鉄偶 2,587円(税込) ※Amazon価格
それが、壱鋳堂の「南部鉄偶」。
鍋などに入れてお湯を沸かすと鉄分が溶け出し、気軽に鉄分補給ができるのだとか。
南部鉄偶は、青森〜岩手で多く出土される遮光器土偶がモチーフになっているそう。
南部鉄偶以外にも、ハート形鉄偶、ビーナス鉄偶、合掌鉄偶などがあり、ラインナップ豊かです(笑)。
手の平にのせると、ズシッとした重みを感じます。
同時に、ぷ〜んと漂う鉄の香り。
早速料理に使用していきます……!
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使い方はね…
南部鉄偶を水洗いしたのちに、やかんや鍋に入れます。
火にかける前に、トングやおたまでそっと入れるのがポイントだそう。
確かに重いので、勢いよく落としてしまうと鍋などが傷ついてしまいそうです。
この光景、癒されるな〜
沸騰した後に、南部鉄偶を取り出します。
ここで南部鉄偶を入れたまま放置しすぎると、湯が濁ったり、鍋底にサビのあとができたりする恐れがあるのだとか。
取り出した南部鉄偶は、布巾などに退避させます。
かなり熱くなっているので、火傷しないよう注意が必要です。
冷めてから水洗いして、乾いた布巾で水気を拭き取ってくださいね。
沸かした湯には、鉄分が溶け出しているはず!
この湯をお鍋や味噌汁に活用したり、白湯としてそのまま飲んだりしてもいいそうです。
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色や味の変化は?
左:ケトルで沸かした湯 右:南部鉄偶を入れて沸かした湯
沸騰後3分で南部鉄偶を取り出したところ、湯の色は少し茶色くなったように感じました。
白湯として飲んでみましたが、鉄臭さなどは感じませんでした。
味に変化は感じませんが、お湯が柔らかくなったかも?
……気のせいかもしれませんが、口当たりがまろやかになった気がします。
味噌汁や鍋にしても、なんとなく味わい深くなったように感じます。
ご飯も炊いてみた
お鍋でご飯を炊くときに南部鉄偶を入れてみました。
見事、炊き上がりました。
ご飯をよそう光景は、まさに土偶を発掘しているみたいで面白い!
ただ、南部鉄偶にびっしりついた米粒を剥がすのが大変(笑)。
また、白米に鉄の香りが少し移ってしまいましたが、ご飯はいつも通りの味でした。
気になる点
まず第一に、錆びやすいこと。
鉄でできている以上仕方がないのですが、水分を含んだ状態で少しでも放置すると錆びてしまいます。
そのうえ南部鉄偶は、リアルに作られている分凹凸があり、錆がたまりやすくなってしまうんです。
錆びても健康衛生上問題はないとのことですが、錆が気になるときはタワシなどでこすり落とすといいそうです。
出汁をとっても◎。
ちなみに南部鉄偶は、ナス漬けや黒豆の色だしなどにも使えるのだとか。
これから、いろんな使い方を試していきたいです。
そして、南部鉄偶が浸かった湯が想像以上に味わい深かったので、やっぱり南部鉄器が欲しい……!
なんだか、背中を押されてしまった気がします。
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