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あえて「デカフェ」が選ばれる理由って? ネスレに聞く、カフェインを気にせずコーヒータイムをもっと楽しむ方法
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あえて「デカフェ」が選ばれる理由って? ネスレに聞く、カフェインを気にせずコーヒータイムをもっと楽しむ方法

2022-11-17 14:00
    コーヒーは、1日のスタートや仕事のブレイクタイムなど、私たちの暮らしに欠かせない存在です。ここ最近では、在宅勤務などの理由から、自宅で飲む機会が増えたという人も多いはず。

    しかし、コーヒーを飲む機会が増えると気になるのがカフェイン。オンオフの切り替えにもなり、シャキッとするその効果は魅力のひとつでもありますが、寝る前や、妊娠・授乳中の人は摂取量を控えた方が良い、とも言われています。

    そうしたなかで注目が集まっているのが「デカフェ(カフェインレス)コーヒー(※以下、カフェインレスコーヒー)」。じつはROOMIEでも、カフェインレス飲料を取り扱った記事に大きな注目が集まるようになっているんです。

    ブームともいえる「カフェインレス」の魅力とはなんなのか。それが気になったROOMIE編集部は、コーヒーとの上手な付き合い方を知るべく、ネスレ日本株式会社の飲料事業本部・林大介さんにお話を伺いました。

    嬉しい効果もあるけれど、摂り過ぎが気になるカフェイン

    カフェインの影響は個人差が大きく、飲む人によって大きく幅があるそう。そうしたことをふまえても、1日におけるコーヒーの適正量は気になります。

    ネスレでは、1日に約3〜5杯をおすすめしています。これくらいが、コーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールの健康効果を感じていただける量だと考えています。もちろん、人によって変わってくる部分ではありますが。

    筆者の場合は、朝に目覚めの1杯、昼食後や仕事の休憩時間に1〜2杯、終業後や夕食後にリラックスのための1杯。あらためて1日を振り返ってみると、確かに3〜5杯は当たり前に飲んでいるかも!

    じつは、コーヒーの飲み分けを提案しているネスレ。このように1日で3〜5杯ほど飲む場合、夜のリラックスタイムには「カフェインレスコーヒー」を選ぶことを提唱しているんです。

    「カフェインレス」の定義って?

    ネスレも1日のコーヒールーティンのなかに取り入れることを薦めている「カフェインレスコーヒー」。そもそも、どのような飲み物なのでしょうか?

    「カフェインレスコーヒー」は、コーヒーから90%以上のカフェインを除去したもののことを言います。コーヒーの他にもカフェインを含む飲み物はあるので、それらの総称として、カフェインレス飲料と呼ぶこともありますね。

    カフェインを除去する方法は複数ありますが、「ネスカフェ」ではコーヒーの生豆を水に浸けることでカフェインを除去する方法を採用していて、これによりカフェインを97%カットすることに成功しています。

    ちなみに、ネスレでは「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス」を1974年から展開しており、現在では用途などに合わせて選んでいただけるようスティックタイプやボトルコーヒーも展開し、豊富な製品ラインナップをご用意していますよ。

    なんと、水を使ってコーヒー豆からほぼカフェインだけをカットしているだなんて! 自然な水の力を使っているから安心して飲めるのもうれしいポイントに思えます。

    しかし、コーヒー好きとしては、その味わいも気になるところ。カフェインをカットしていると聞くと、「味や香りも薄くなっているのでは……」と考えてしまいますが、実際はどうなのでしょうか?

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    デカフェ飲料は、香りや味が物足りないの?

    味わいが気になる、というお声はたしかにいただきます。ですが、「ネスカフェ ゴールドブレンド」の看板を背負っている以上は味や香りに妥協はできません。ぜひ通常のものと飲み比べてみてください。

    そんなご提案をいただけたので、ネスレで発売されている代表的なカフェインレスアイテム「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス」と、カフェインを含む「ネスカフェ ゴールドブレンド」を筆者が実際に飲み比べしてきました。

    左が「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス」、右がカフェインを含む「ネスカフェ ゴールドブレンド」。見た目の違いは全くありません。

    今回飲み比べたのは、持ち運びやすいスティックコーヒータイプ。出張やキャンプなどの外泊時もすぐに1杯分のコーヒーが作れて便利なので愛用しています。お湯を注ぐだけで、あっという間にコーヒーのいい香りが!

    「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス」を飲んでみると、香りはほとんど普通の「ゴールドブレンド」と同じ! 肝心な味わいですが、じっくりと味わってみると、カフェインレスの方がさっぱりとした飲み口かな、という印象を受けました。

    ちなみに同行していた男性編集部員は、「キレがあるというか、お酒を飲んだ次の朝などはカフェインレスを選びたくなるかも……」とコメントしていましたよ。

    カフェインが除去されていても、「コーヒーを味わいたい」という気持ちは十分に満たされると実感しました。これなら、寝る前のリラックスタイムにも飲めるし、カフェインの摂取を控えている人にもオススメできそう!

    カフェインレスコーヒーを取り入れて、カフェタイムが充実

    「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス」の香りと味わいを楽しんだところで、カフェインレス飲料の市場規模についても伺ってみます。

    その需要は年々高まり、大手コーヒーチェーンでもデカフェを選べるなど、認知度が上昇。

    ネスレのデータによると、2012年には27億円だったカフェインレスコーヒー市場が、2020年には85億円にと、8年間で約3倍になっているそう。その理由はどこにあるのでしょうか?

    お話を伺ったオフィスのオープンスペースには、ネスレが展開する商品がずらり。

    コーヒー以外にも緑茶や紅茶など、カフェインレス飲料の需要は高まっています。巣ごもり需要により自宅でのコーヒー飲用機会が増えたことや、より良い睡眠をとりたいなど、健康志向が高まってカフェインに意識が向けられるようになったのが大きな理由だと考えています。

    妊娠や高齢を理由にカフェインを控えたいという方、コーヒーの味わいを夜に楽しみたいという若年層の方など、もっとコーヒーを幅広く楽しみたいという希望を、カフェインレスコーヒーが叶えているのではないでしょうか。

    そんな、夜のリラックスタイムにコーヒーを飲みたいというワガママを叶えてくれるカフェインレス飲料ですが、今後どのように展開していくとお考えですか?

    ネスレとしては、カフェインを含むコーヒーもカフェインレスコーヒーも、もっと多くのお客さまに自由に楽しんでいただきたいですね。おそらく、カフェインレスのアイテムはもっと盛り上がっていくのではないでしょうか。

    せっかくの美味しいコーヒー。なのに、飲み過ぎを気にするのはもったいない。コーヒーの美味しさそのままの“カフェインレス”は、コーヒー好きや健康を気にする人の需要にマッチして、これからも新たな展開を見せてくれそう。

    普通のコーヒーとうまく組み合わせて、オンオフの切り替えやリラックスタイムを上手に楽しんでいきたいですね。

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