料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。

今回は、ミニトマトと枝豆が主役の「パエリア」をご紹介します。

パエリアは、身近な食材を使って“ワンパン”でできる

この夏、きっとみなさんの食卓にもたくさん登場したであろうミニトマトと枝豆。

ミニトマトはそのままでも、枝豆はゆでるだけでいただけるので、「とりあえず」「あと1品」を助ける“脇役”にまわりがちですよね。

でも今回ご紹介するのは、この2つの食材が主役になったメニュー。専用のパエリアパンがなくても、手持ちのフライパンでできる「パエリア」です。

パエリアは「魚介はマスト」と思われがちですが、お米を入れることは大前提として、お肉や野菜など自由な組み合わせが楽しめる料理でもあるんです。

ミニトマトと枝豆のパエリア

お花のようなトマトの切り口と、枝豆の緑がアクセントになった、見た目にも楽しいフライパンパエリアです。

フライパンに材料をどんどん入れて、お米を加えたあとは混ぜる必要もないので、チャーハンより簡単! お昼ごはんにもぴったりの手軽さですよ。

<材料(2人分)>
※24cmのフライパンを使用

・米…1合
・ミニトマト…5〜6個
・枝豆(さやから出す)…ひとつかみ
・たまねぎ…1/4個
・ベーコン…2枚
・オリーブオイル…適量
・ブイヨン…小さじ1
・塩…ふたつまみ
・水…200ml

<つくり方>

1. ミニトマトはへたを取り、半分に切る。たまねぎとベーコンは角切りにする。

2. フライパンにオリーブオイルを引き、たまねぎとベーコンを入れ、たまねぎが少ししんなりするまで中火で炒める。

3. 米は洗わずにフライパンに加え、全体にオリーブオイルをなじませるように炒める。

4. ブイヨンと塩、水を加えて混ぜ合わせ、表面を平らにならしたら、トマトを切り口を上にして並べ、枝豆を並べる。

5. ふたをして沸騰したら、弱火で15分ほど炊く。炊き上がったらふたをしたまま10分蒸らしてできあがり。

<ポイント>

パエリアならではのパラッとした食感に炊き上げるために、お米は洗わずに入れるのがポイントです。

水の量は、お米の種類や火加減にもよりますので、まず200ml加えて、10分ほど炊いたところでお米を味見してみて、固いようなら40mlほどの水を追加して、さらに炊いてみてください。底にお焦げができるぐらいも美味しいですよ!

枝豆は冷凍のものでもOK。ミニトマトも1年中ありますので、どの季節でも楽しめる料理です。今なら、とうもろこしを入れて季節の名残を楽しむのもいいでしょう。

ベーコンの他に、桜海老やちりめんじゃこを使ってもOK。お好みでペッパーを振ったりフライドオニオンをかけたりして召し上がってみてください。

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