※こちらは「かいサポ(お買いものサポーターチーム)」が編集・執筆した記事です。


Photographed by 田中宏和

見た目に美しい紺碧のグラデーションカラーに染められた名刺ケースが、本来なら廃棄されるはずの魚の皮から作られている。

営業系のビジネスパーソンなら、このトークネタのためだけに入手する価値があるといっても過言ではない、ユニークな名刺ケースが、今回ご紹介する「L’ora blu(ローラブルー)」。

イタリアで行われた国際的デザインアワード「A’Design Award」も受賞した、要注目のアイテムです。

1日のうち、わずかな時間だけ見られる L’ora blu(青の時間)


フィッシュレザー(鯛の皮)のウロコ模様を “海の波” に、グラデーションレザーを “変わりゆく空” に見立て、紺碧に染まった美しい風景をレザー上に描いた名刺ケース「L’ora blu(ローラブルー)」。

その美しさを語るのに、言葉は要りません。

ちなみに「L’ora blu(ローラブルー)」とは、イタリア語で「ブルーアワー(青の時間)」の意味。さらには、出世魚「ブリ」のフィッシュレザーを使用しているという、ゲン担ぎの思いも込められたアーティスティックな一品となっています。

魚の皮をフィッシュレザーとして再生


「L’ora blu(ローラブルー)」に使われているフィッシュレザーを作るためには、魚の身をていねいに削ぎ落とし、塩漬けにして乾燥保存、さらに脱脂、漂白したあと、タンニンをなめすという工程を重ねる必要があります。

廃棄されていく運命だった魚の皮を無駄にせず、手間暇をかけたサステナブルなものづくりに貢献できるところも、「L’ora blu(ローラブルー)」の素晴らしい点。

しかし、ただ単に今どきの時流に乗ったというだけではなく、魚の皮ならではのウロコ模様は、クロコダイルやパイソンなどとも違う、独特の質感を実現してもいます。

「L’ora blu(ローラブルー)」の特長的なルックスのために、欠かせない素材でもあるわけです。

職人の手によって、1枚1枚手作業で染められるグラデーションレザー


姫路レザーに、薄い色から徐々に濃い色へと塗り重ねていくことで、「L’ora blu(ローラブルー)」の深いグラデーションは完成します。

ビジネスツールの中でも、ひときわ存在感を放つ鮮やかなブルーのグラデーションは、職人の手作業から生み出されています。


「L’ora blu(ローラブルー)」を裏側から見たとき、ネイビーの最も濃い部分が上部にわずかに見えるところも、この名刺ケースの美しさを示す隠れたポイント。

ともかく、この名刺ケースがビジネスにちょっとした彩りをもたらしてくれることには、間違いないところ。

名刺交換が楽しみになるような、そんな素敵なアイテムに仕上がっていますね。

日本の伝統技法「風琴マチ」


「L’ora blu(ローラブルー)」の特長は、もうひとつ。作り(設計)のこだわりにも要注目です。

日本独自の伝統技法である「風琴マチ」は、折りたたんだときの薄さと、カードの出し入れしやすさがポイント。

通常よく使われる「蛇腹マチ」の場合、仕切りが内側に谷折りされるのに対し、「風琴マチ」を採用している「L’ora blu(ローラブルー)」では、マチが外側に山折りされていて、これによって名刺がスムーズに出し入れでき、薄く仕上げることが可能になっているのです。


「蛇腹マチ」に比べ、使う型紙が多くなり、革の漉きや裁断を精密に行う必要があるため、高度な技術と手間がかかる「風琴マチ」。

このおかげで、薄くても厚めの名刺が20枚以上たっぷり入る実用性をも確保できているというわけですね。

名刺を切らして恥ずかしい思いをすることがないように、できれば1枚でも多く名刺を持っておきたいものですし、この実用性の高さも要注目のポイントになっています。


他にも、姫路レザー(キップ)を使用し、ヘリ部分に「ネン引き」を施して接着性を高め、耐久性と革の屈曲性を上げるなど、細部へのこだわりは相当なもの。

長く使える耐久性にも信頼を置けると思います。

値段以上の価値すら感じられる「L’ora blu(ローラブルー)」は、現在machi-yaでプロジェクトを公開中。執筆現在では、12%OFFの早割が選択可能になっていました。

リンク先にはさらに詳細な解説も掲載されていますので、製作工程が気になるという人も、ぜひチェックしてみてください。

出世魚ブリのフィッシュレザーとグラデレザーで「海と空」を描いた縁起のいい名刺入れ 21,120 早割 12%OFF machi-yaで見る

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