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フランスを代表する喜劇役者であるジャック・タチの全作品がデジタルリマスターで一挙上映される「ジャック・タチ映画祭」が、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで4月12日から開催されるそうです。
アカデミー賞外国語映画賞受賞作であり、ストーリーから音楽までとことんキュートな「ぼくの伯父さん」をはじめとして、細心まで完璧に作り込まれた美しい映像の数々を目の当たりにすると、ジャン=リュック・ゴダールやオーソン・ウェルズ、フランソワ・トリュフォーらを魅了し、今なお影響を受けるアーティストが後を絶たないことにも納得。
彼を破産にまで追いやった「プレイタイム」は、今観ても驚くほどエッジィ。
フランス初のカラー撮影、70ミリフィルムの使用、ビデオカメラ撮影、音声トラックのミキシングなど、タチはいつも最先端の技術を使い独自の世界観を作り上げてきました。
作品へのこだわりは公開後にまでおよび、自ら映画館へと足を運び観客の反応によって編集し直すこともあったのだとか。
今回の大規模なデジタル復元はタチが制作当時に意図したことを忠実に再現するために、撮影日誌や制作資料から当時の手紙まで読み込み作業が行われました。現存する素材から状態が良い部分を厳選し、各作品に適した方法(6.5Kスキャニング)で、タチが意図した編集を可能な限り復元することに成功したそう。
これぞ彼らしい「プレイタイム」(遊びの時間)の決定版といえる「ジャック・タチ映画祭」はシアター・イメージフォーラムで4月12日~5月9日開催です。
(c) Les Films de Mon Oncle - Specta Films C.E.P.E.C. [ジャック・タチ映画祭]
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